野中一二のページ | 活動 | 議会 | 街づくり | 環境 | 言いたい放題 | プロフィール | サイトマップ | 掲示板 | ホーム | 戻る

野中一二の議会質問

平成14年9月定例会一般質問(予稿)
野中一二は9月10日午後1時、登壇します。・・・記録は公式議事録から抜粋した9月10日定例会、野中一二の質疑応答の記録でご覧になれます。

甲府の町づくりについて

1−北口について

8月18日日曜日午前10時の開会とともに多くの市民の方にこの会場に来ていただきました。10時30分ステージでの最初のイベントが催される時間には、すでに1,000人を超える人々によって会場内は活気にあふれていました。その後、午後1時過ぎにはパラリと降った雨もすぐに上がり、台風の直撃を受けそうだと言う天気ではありましたが、何とか夕方のテレビ生番組まで終了することが出来ました。そうした中で地元の有志で作った飲食模擬店の品々は昨年より2時間早く完売となり、祭り終了までに約1万人の方々で大いににぎわうことが出来ました。さすがに夕方近く雨が激しくなってくると、若干人出は減少気味となったものの、かさの花が会場を埋め尽くし、まさに自然と一体となった祭りとしてそれはそれでまた楽しくもありました。一方、甲府市中心部の当日の様子はガランとして、ほとんど通行人を見かけなかったそうです。

その様な中、都市整備部新都市拠点整備課の職員による聞き取り調査が行われ、会場に来た方の居住地が、県外3%、市外27%、市内の方々70%。イベント会場までの交通手段は自動車53%、公共交通機関12%、徒歩・自転車35%となっていることが判りました。そして自動車と答えた方はその55%がイベント実行委員会が用意した駐車場を使わず、周辺の民間などの駐車場を利用したこともわかりました。この事からこの祭りが及ぼす効果は、来場者と言う限定された範囲ではなく周辺にも何がしかの影響を及ぼしていると言う実態が浮かび上がってきた物と考えております。

確かにこの聞き取りアンケートの個体数はさほど多くはないのですが、このようにこの北口と言う場所に集中して人が集まると言う場合の交通問題の一定の指針として、このアンケート調査結果が生かされればと考えております。但しこの調査を行った今年は、台風がそこまで来ていると言う状態の中での調査ですから、昨年の状況と比較してみても自動車を利用してくる方々が目に付いたことは当然だと思います。また、この聞き取りによるアンケートは、一件当り非常に多くの時間がかかり、最低でも5分と聞き及びましたが、それにつけてもこの結果を無駄にすることなく反映していただきたい物です。

前段終了

さて、甲府市では各地域の自治会で開催している祭りに対して、一定の補助金を出しているようですが、このサマーIN北口のような民間の事業に対して何らかの支援と言うことは考えられないのでしょうか。祭りを通じて地域の活性化に貢献すると言う大義としては十分その役割を果たしていると我々実行委員会は感じているのですが、いかがお考えでしょうか。

この祭りの開催趣旨が「北口地区の区画整理事業早期推進」および「新都市拠点整備事業の早期推進」を、住民自らの手で出来るところから支援推進してゆく、となっています。その様な中で、北口地区整備構想策定委員会が本年度より立ち上がり、すでに何度かの会議を経ていると伺っております。委員の中には地元住民代表の方も一人だけですが入っており、地権者の民意の反映も十分配慮していることと思われます。

私が3月議会でお尋ねしたところによりますと、この会議での情報はインターネットなどを使って広く公開し、意見を募集する。と聞いておりましたが、未だに甲府市のホームページにはその兆しが見えません。この際一刻も早く情報として公開し、市民の理解と協力を得ることも重要と考えます。一例ですが神奈川県藤沢市では市のホームページを使い、ここにこれだけの土地があります、予算はこれだけです。といって市民から広くその活用方法を求めた結果、おびただしい数の応募や問い合わせがあったそうです。中には一級建築士が図面を持参して「こんな物で如何か」と言ったような物まで登場し、結果として非常に市民満足度の高い施設が従来の発想では想像できないような価格で出来上がったと聞いております。この北口地区でも一昨年「街づくりコンペ」と言うものを住民の手により開催し、全国からの応募を見たのは周知の事実だと思います。このような民間の発想をどしどし取り入れることも、今後の行政にとって大切なことではないかと考えておりますが如何でしょうか。

この祭りを開催した4街区と言う県有地は、甲府市と協議をしながらその活用方法を探ってゆくという風に聞いておりましたが、その後の経過は如何になっているのでしょうか。確かに県有地ゆえ甲府市が口を出すことではないのかもしれません、しかし「山梨県の県都の玄関口を作り上げてゆく」と言う時に、今だどのような活用方法を考えているのか全くわからない現状では、甲府市民はもとより、広く県民に対して理解を得られないと考えます。昨今話題となっています情報開示という観点からいたしましても、ここでの一定の青写真が未だに無いと言うのは、事業開始後の時間的経緯を考えれば、いささか疑問の残るものではないでしょうか。ここは一つ甲府市としてはこんな案を持っているがいかがお考えか、と言った問いかけをするのも必要なのではないかと思いますがどうでしょうか。

これは私案ではございますが県立図書館の移転改築と言う案は如何でしょうか、この場所は山梨大学にも近く、山梨学院大学からは一駅、英和大学への乗り入れバスもこの駅から出発しています。県立女子短期大学へもバスが出ていて、公共交通機関を利用して県内広く利用されることと考えます。またそこでの図書館は「県立検索図書館」を主なる目的とし、山梨県の主要な産業である水晶宝石加工に関するデータを集積した検索図書館とすることで、民間の利用価値も飛躍的に増大するでしょう。またこれを裏付ける資料として「山梨大学水晶館」にある世界的な水晶原石のコレクションを借り受けて展示する事により、黒平地区及び金峰山周辺での水晶の採掘の歴史であるとか、紛失してしまった幕府への献上水晶のなぞなどについて、改めて学習できる場が提供されることでしょうし、山梨の地場産業としての宝石加工品について、世界的なものにまで高めることが出来るのではないでしょうか。

またこの交通至便の地に一定規模のシンポジウムなどが出来る場所を提供することで、県内大学の交流の場としても十分活用できるのではないかと考えます、昨今図書館はその独自性を打ち出した運営や、利用目的を限定した物など、従来から考える図書館とは全く様相を異なる物にしています。そんな変化を現在の県立図書館に望むのはスペースから行っても不可能であり、これこそまさに県民の知識レベルの向上と、甲府市及び山梨県の文化的価値の増大を図れる物として十分納得できる必要施設と言うことになるのではないでしょうか。このような見地から、ここ4街区には県立図書館を作っていただきたいと言う要望も含めて提案するべきと考えていますが如何でしょうか。

2−中心市街地

次に中心市街地の活性化に関する問題ですが、これも3月議会で質問させていただいた「まちなかの保健室」と言う物がありますが、市長はその答弁の中で「日本看護協会で行っている町の保健室と言う事業をもあわせて考えながら」という回答をいただきました。

その後9月6日トポス跡の1、2階へ食品スーパーが出店を決定し、あわせて市としても3、4階へ女性交流センターや健康・育児の相談窓口、地域住民へのイベントスペースなどの開設を計画をするなど様々な動きがあるようですが、ここで言う「健康・育児の相談窓口」というのは平たく言って「街中の保健室」と言う風に理解してもよろしいのでしょうか。またそのための予算の裏づけや、育児の相談窓口ともなれば小さいお子さんが勝手に遊べるような安全な空間、例えば人工芝を敷いて周囲にクッションを貼り付けただけの空間と言ったようなものの併設はありえるのかどうかについても、お答え願います。

この問題の過程で駐車場の問題が取り上げられていますが、私はこの駐車場問題に対して、駐車場に対して不満が出るのは、直接商店に対して不満を言ってもしょうがない、だからやんわり行きたくないよと言うには「駐車場がないから」といって断るのが一番と言う事、実際現在の中心市街地の中でも「その店ではこの事に関する商品が全て揃っている」と言わしめるような商品構成、あるいは「全てが自分たちで作っている商品です」と言って販売しているチャレンジショップ、これらの直近での成功事例が如実に物語っています。これはウォンツ(欲求の事。消費者が今何を欲しがっているのかと言う事)をもっている顧客に対してニーズ(必需。これをもって要求を満たせる物の事)を届ける事で商売につなげたのでしょう。その辺りまできっちり分析した後に、なおかつこの問題が出てくるのであればそれはそれとして考える必要の有ることなのだと思いますが、現実客足が遠のく市街地において一番打撃をこうむるのは、実は駐車場経営者なのではないのかなとも思ったりしています。 このようなことを踏まえまして、町の賑わいと言う物は一軒の核店舗でなしえるものではなく、そこで営む各商店の方々の総力による物と理解しています。

せっかくのチャンスですからこれを「あのときに決断してくれて良かった」と言わしめるような行政としてできる限りの支援をするべきと考えますが、如何でしょうか。

北口・中心と、あたかも甲府の町はこの二つのような話でここまで来ましたが、甲府市は面積171.89平方キロメートル、東西約12.5キロメートル、南北約31.5キロメートル。極東138度40分、国師岳大弛、極西138度31分、山宮町西岬、極南35度35分、大津町南端、極北35度52分、国師岳西1,450m。最高標高金峰山頂2,595m、甲府市役所標高261m、最低標高大津町252.6m。ちょっとなりの悪い糸瓜が横になっているような姿を想像して欲しい、これが地図上の甲府市の姿です。これに今後合併を予定している1町2村を含めると、日本地図の上で列島の中心辺りに北から南にちょんと線を入れるとそれが甲府市になります。このような何物にも変えがたい自然をもち、市民が生活を営む上で一番必要な水が豊富にあり、そして古来より集う人々がいるこの甲府市に対して、市長の町づくりの思いの一端を披露していただくことが出来ればな、として最初の質問を終わります。

Copyright(C) 2002 by NONAKA Ichini
野中一二事務所
400-0016 山梨県甲府市武田2-11-19
電話 055-254-4040  FAX 055-254-4042

[UP] [戻る] [視察報告目次] [議会質問集目次] [2002年度] [議会目次]