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野中一二の議会質疑応答の記録

平成15年6月10日(火)午後1時

○議長(谷川義孝君)
昨日に引き続き上程議案全部に対する質疑及び市政一般質問を行います。最初に、新政クラブの一般質問を行います。野中一二君。

○野中一二君
 新政クラブの最後のバッターとして私が一番ふさわしいということで、質問をさせていただきます。

 はじめに、都市再生ということでございますが、もし現在この都市に人が一人も住んでいなかったら、それこそ福祉も教育も何もかもお金をかける必要がありません。そこに人が住んでいるからこそ、この都市というものにお金をかけていかなければならない。ですから、教育も大事、福祉も大事ですが、その前にまず多くの方々が住んでみたいと思えるような都市をつくらねば今はあり得ない。その辺をまず第一認識として持ちまして、それから派生する中で、初めてその方々からいただく税金によってこの甲府というまちができているんだと、その辺に観点を置いて話をさせていただきたい、質問させていただきたいと思います。

 多くの先人たちにこの甲府というすばらしいまちをつくり上げていただいたことに、まず感謝いたしたいと、そのように思います。現在の甲府市を見ると、今こそまさに都市再生を図り、そして、その行動をスタートさせるときであると言い切ってもいいでしょう。もう計画を立てているときではありません。ただ行動を起こすのみだというふうに考えております。

 そこで、改めて甲府の再生にはまずどのような問題があり、そして、宮島市政はいかにしてそれらの問題を解決しようとするのかを検証しながら質問していきたいと思っております。

 それにしても、なぜ今都市を再生する必要があるのか。このことに対して私は、一定のインフラ整備を終えた都市環境を徹底して利用せず、ただ周辺に拡大していくというのでは、開発と同時に膨大なインフラ整備のためのお金がかかるということが挙げられると考えております。一たん不況になっても、数年間辛抱すれば、また必ず景気はよくなる、あるいは人口は右肩上がりに伸び続けていくものだといった一定の成長神話が継続している間は、そのような都市の拡大を続けていってもよかったと思います。

 しかし、現在のように企業会計は総資産評価よりもキャッシュフローが重要視され、日本という国は広がらないから、土地は必ず値上がりするという土地神話は崩壊し、人口は必ずふえ続けるといった原点が瓦解し、1,000年後には日本人は150人にまでなってしまうと言われ、大量生産、ストック販売という商工業の原点は、売れるだけしかつくらないというスタイルが当然と言われる現在の経済原則のもとでは、都市の拡大についてもその根本を変更しなければならない時代となってしまっているのです。

 幸い、私が甲府市は、市街地と言われている区域に対しては、平成14年度において、下水道普及率ほぼ100%を達成し、主要なインフラである電気、ガス、水道、下水道の4項目については満足でき得る状態にまでなりました。また、この地域においての市道舗装率は約96%を数え、国道、県道はほぼ100%であることから、覆い隠す舗装がいいか悪いかの議論は別といたしましても、一定の快適水準に達していると言えるのではないでしょうか。

 しかし、そこの中心部では空洞化と言われる新しい現象が起きて久しくたっています。この現象に対しては、当然、その場所で生業を立てている市民の一人ひとりの協力が最も大切だと思っていますが、明らかに違うのは、時代背景から来ている交通手段ではないでしょうか。つまり、高度成長が持続していた時代の主たる交通手段は、電車、バスでした。しかし、現在においては自家用自動車に変わってしまい、その背景から、交通環境というものが無視できない状態になっています。

 商工会議所などが行った過去のアンケート調査を見るにつけ、駐車場の不足というのが断トツを占めていることでもわかります。そして、ここで大切なのは、アンケートに答えた方が望んでいるのは、無料の駐車場なのです。もちろん、行政として市が無料駐車場として開放しますと言ってしまえば大変な問題になりますが、平成13年に行った調査によれば、甲府中心地周辺には4,600台分の駐車場があります。そして、その数は年を追うごとに増加しているとのことですから、現在は5,000台分ぐらいあるんじゃないか。それでもまだ駐車場不足という人は、やっぱり無料の駐車場を欲しているんだと私は考えております。

 この問題を解決できる手段としては、市内循環型のバス、つまり現在運行しているレトポンです。「レトボン」と濁るのが正しい発音だそうでございますが、その拡大強化が最も適切と考えています、甲府市内をあたかもミズスマシのごとく小型バスが縦横無尽に走る。そんな姿を想像してください。そして、そこで言うこのレトボンは、無料で走る必要はない。このような意見を多くの方から聞いております。このレトボンを参考にした都市が日本国内には何か所かございます。そして、そこではほとんどワンコイン、つまり100円あるいは200円といった、そういった料金でこの無料バスあるいは低料金で一定区間を走るバスを利用していることも、また認識を新たにする意味では確認しておきたいことだと思います。

 このバスの一例のように、商店街の人々ではできない、かつ、行政の果たす役割として何をすべきかということを、新たな視点で考えていただきたい。このように私は市に対して思っておりますが、いかがでございましょうか。

 次に、市街地の活性化という点で、周辺の町村における人口増加という問題はどのようにとらえているのでしょうか。山梨県で人口が増加している地域を大別してみると、よく理解できると思いますが、結局、甲府市街地を中心として拡大しているにすぎません。通勤可能地域としての広がり、そして、そこから新たな生活圏にと拡大しているのです。しかし、残念なことに、現在の市町村の区割りですと、住民税は住んでいただかなければなりませんし、同様に事業税に対しては、市内において事業を営んでいただかなければ、これをちょうだいすることはできません。

 そのような観点で甲府市内を見渡したとき、市が所有している不動産の有効活用はどうなっているのかといった問題が浮上してきます。問題解決の方法や手段は確かに難しい点も多く含んでいると思いますが、そのような土地についての、この時期だからこそ思い切った対策がとれるのではないか。私はそう考えておりますが、行政はいかに考えるでしょうか。

 例えば、未利用の土地については、一刻も早く処分する。現在、入居を受け付けていない後屋第一住宅等については、速やかに集積措置をとり、売却もしくは新規建設を行うなど、従来になかった発想で事業推進をしていただきたいと考えますが、いかがお考えでございましょうか。

 この集積措置というのは、平家の建物ならば2階建て、3階建て、あるいは4階建てといったそういう建物に変えていき、そして、平家に住んでいる方々にそういう施設に入っていただく。そして、空いた土地を有効利用する。そういう意味でございます。

 ちなみに、現在、市内に土地を求めて住居を新築したり、店舗などのために用地を取得する方は、取得後すぐに居住用の住宅建設に着手することになるでしょうし、店舗建設に乗り出すことになるでしょう。つまり、住民税や事業税を新規、かつ速やかに払っていただける方々が待っている。そういうことではないでしょうか。現実、近隣の後屋団地には、5月27日現在、21人の入居希望者が待機しています。このようなことについても、既に甲府市はホームページなどを使って貴重なデータを持っていますし、またそれを発信しているわけですから、こういったデータも十分活用しながら推進を図ったらいかがでしょうか。

 次に、今回の補正予算は、宮島新市長の意気込みを、甲府の都市再生の起爆剤として北口があるとし、予算約30億のうち44.6%の金額、約13億円を甲府駅周辺事業に投入していることからも十分にくみ取れるものがあります。この中には30号街区と言われる土地を、歴史を感じさせる公園として、そこに眠る山手門を復活させ、市民に憩いと学習の場を提供することとしています。同時に、この北口地区には、NHKの誘致も決まり、国の出先機関の合同庁舎構想も進捗しています。まさに情報と文化の発信地として広く全国に宣伝していく玄関口になると私は考えております。

 また、この北口地区は民間の方々の力で、定住人口増加に寄与するマンション計画が着々と進んでいます。こうなりますと、北口はもう平成11年の新聞で取り上げられたように、「地獄のふちに取り残されたまち」などという汚名返上はもちろん、全国でも最も調和のとれた開発が進捗しようとしている地区となるわけです。

 そこで再度考えていただきたいのは、周辺との景観形成についてということですが、残された空閑地の活用方法として、4街区の活用及びこの歴史公園の活用についてです。このことについて、はじめに4街区についてですが、この用地は県有地であることについては、既に皆様も御存じのことと思います。過去の経緯については、ここでは述べませんが、ここを活用するについて、最も適した施設は何かと考えますと、これは本日の地元新聞の甲府版にも載っておりました県立図書館の移転ということに尽きるのではないか。私はそう考えております。けさの新聞と同じようなことになるかもしれませんが、繰り返させていただきますと、図書館というのは、当然のことながら、県民がひとしく利用できる財産です。そして、日ごろの利便性が高い場所でこそその機能が発揮できる。そんな場所だと私は図書館をとらえております。

 図書館というのは、あの誘致に揺れました博物館とは違います。県外の方がバスを仕立てて図書館を見にやってくるという施設ではありません。小さい子供連れの家族から一人で利用する学生たち、そして、生涯学習の充実にと、すべての世代にわたって利用するのが図書館ということになれば、おのずとその立地条件については理解できるというものです。間違っても、多くの県民が公共交通機関を何度も乗りかえて利用するといったような場所や、ただ広い駐車場があるということで、駐車場にこだわって場所を選定するなどの悪しき選択を考えてほしくない。私はそのように思っております。

 幸いにして宮島市長は、県議会の場で甲府市民を代表して議論を尽くされた貴重な経験をお持ちであり、同時に無類の読書家とくれば、この際はぜひ実質的な決定権を持っている県と十分な交渉をしていただくようにお願いするところでございますが、市長もこの図書館については、推進派というふうにけさの新聞に書いてございます。どうかその辺を市長、ぜひよろしくお願いしまして、この権限を持つ県と十分な交渉を、改めてしていただきますよう、お願い申し上げます。

 また同時に、市当局におきましては、甲府駅周辺整備に関する県市推進協議会や地区協議会などの席上で、県の担当者に対しましてどしどし注文をつけたり、地元からの要望ということで、あの県立博物館誘致以上に盛り上がっていただきまして、あのとき集めた11万人余の署名をはるかに超える15万人を目標に署名を集めるなどの活動をしていただきたいと思いますが、いかがお考えでございましょうか。

 続いて歴史公園の活用についてですが、ここで言う歴史とは、江戸、明治、大正、昭和と続く歴史が適切なのではないかと考えております。仮にここで武田の歴史を持ち出すことになりますと、せっかく本物がある武田神社が死んでしまうのではないでしょうか。そして、この甲府城についても、武田の歴史を持ち出しますと、史実を曲げることとなってしまいます。ここはやはり江戸以降の甲府の歴史が正しい姿ではないか、そのように考えます。

 とすると、ここには史実に基づくお花畑を再現する。このお花畑というのは、どうも薬草の畑であったというふうに聞いております。当時から花を育てて花をめでるという習慣は余りなかったのではないか。それよりも実務的、実利的に考えまして、薬草を栽培し、それを漢方で処方していたと考える方が適切ではないのかなと今でも私は考えておりますが、そのような工夫が大切になると思います。それにつきまして、市当局はいかがお考えでしょうか。

 そして、この公園については、広く市民という対象から、もっと広げまして、甲府駅におりたつ多くの方々という視点に変えるべきだと思います。

 また、このような視点から北口を見つめてみますと、甲府盆地の北部に広がります府中五山に連携を持たせることなど、面的な広がりを持たせることができる。もしそれができるならば、必ずや他都市からの交流人口もきっと増加するに違いありません。それこそこの公園整備をする意義がより深いものになってくるでしょうし、同時に観光産業の育成という点からも、甲府の収入をふやすということの側面支援の役割を十分果たすことができる。そういったものになるというふうに期待するところが大でございます。

 実際、甲府市内には全国に知られているこのような名刹がありながら、観光資源として現在のところは余り活用されておりません。ここでは交流人口の増加とお題目を唱えるだけではなく、これを機会に何らかの行動を起こすときと考えますが、いかがでございましょうか。

 都市再生の問題はそのくらいにいたしまして、続きまして、甲府市の環境問題について質問させていただきたいと思います。

 甲府市が平成15年3月、本年3月でございますが、作成いたしました環境基本計画によりますと、甲府市における総エネルギー消費量を平成10年度比で15%削減するというふうになっております。そして、その期日を第3期間と設定いたしました。つまり、平成21年度から平成24年度までの間には、「実行させます」となっております。その他新エネルギーの導入率を45%以上にすることなど、具体的な数字が出てくる目標が幾つも挙がっております。

 しかし、その中で甲府市の施設が具体的に取り組む事項についての記載も表記されておりません。一例で挙げますと、平成14年3月議会で私が甲府市立病院にコージェネ発電をというふうにお尋ねしています。これはコージェネというのは、一つのエネルギーを使いまして、例えば熱と電気、あるいは光と熱、そういったものを取るということでございますが、これを「病院の経費削減のためにも検討していくことはいかがか」というふうに私が尋ねましたところ、病院事務局長からお答えがありました。「病院の経費節減のためにもぜひ検討していきたい」というふうな答えをいただきました。しかし、ここでこれをいま一歩進めまして、病院だけでも一部自家発電とクリーンなエネルギーを利用するということになりますと、先ほど申し上げました甲府における総エネルギー消費量を、平成10年度比の15%削減に一歩、二歩と近づけることにはならないでしょうか。一定のエネルギー節減と二酸化炭素の減少目標がこのようにしてきっちりと設定できてくるわけでございます。実際はこのような一つひとつの施策を、市の施設でそれぞれいつから行うのかといった明確な一つひとつの方針をつくる必要があると思います。

 また、甲府市では平成13年に策定している地域温暖化対策推進計画というのがありますが、その中にもその取り組み目標として、市関連施設においては、敷地面積の30%以上を緑地として確保するとうたってあります。果たしてそれ以降つくられた施設において、この取り組み目標は守られているのかどうか、確認したいところであります。

 同時に、この推進計画の中には、平成17年度までに市から排出されるごみ焼却量を2.5%削減するというふうに書いてありますが、これを含めた推進目標については、どのように推移しているのかを御説明ください。

 そして、その上でもし実行不可能というのであれば、その後の対策についてはどのようにしていくのか。それを新たにお示しいただきたいというふうに思います。

 以上で私の質問を終わらせていただきます。

○議長(谷川義孝君)  市長 宮島雅展君。

○市長(宮島雅展君)

 野中一二議員の御質問にお答えをいたします。

 まず、市有地の有効活用と未利用地の処分についてであります。市有地の有効活用と未利用地の処分につきましては、甲府市行政改革大綱の基本目標の中で、「未利用財産の有効活用と処分などにより財源の確保を図る」としております。本市では、現在、行政財産の未利用地につきましては、普通財産化を図り、有償貸し付けや売却処分を行うとともに、普通財産の未利用地につきましても、今年度、その一部の売却を計画しているところであります。御理解を賜りたいと存じます。

 ほかの御質問につきましては、関係部長等からお答えをさせます。

○企画部長(林 正孝君)

 企画部関係3点につきまして、御答弁申し上げます。

 最初に、商店街ではできない行政の果たす役割についてでございますけれども、モータリゼーションの進展に伴い、消費者の志向は無料の大型駐車場を併設した郊外の商圏へと年々移行していく傾向となっております。中心商店街で買い物をすることには、商品を探し求めるなど、その時間を楽しむ購買行動があります。一方、購買行動以外にも、くつろぐ、情報を得るなど、時間を消費する場として、今までにない機能を提供することも、魅力ある商店街創出の重要な要素と認識をいたしております。商店街で学ぶ、集う、楽しむ、憩う、出会うなど、まちを訪れる人たちがさまざまな時間を過ごせる生活のステージを創出し、新しいライフスタイルを演出できるような、表情豊かな商店街を地域の方々と協働する中で目指してまいります。

 また、中心街に賑わいを創出する手段の一つとして、交通アクセス面からの考察も必要と考え、本年度は公共交通の利便性などについて、市民意向調査を実施する中で経済性などを視野に入れ、新たな交通手段についての方策を研究してまいります。

 次に、北口県有地の整備についてでございます。甲府駅北口地区一帯につきましては、新たなまちづくりのフロンティアゾーンとして発展が期待されているところであり、県都の玄関口にふさわしい都市拠点の形成を推進しております。先般、まちづくり総合支援事業の事業計画について、国の承認が得られましたので、本年度から歴史公園等の施設整備が行える見通しとなりました。さらに、行政機能の集積や中核施設の誘導促進による魅力と賑わいのある整備が期待されるシビックコア地区整備制度を活用した国の合同庁舎の誘致を目指し、現在、整備計画策定に向け、国など関係機関と協議を進めております。

 このたび策定をいたしました北口地区整備構想では、県有地であります4街区につきましては、公共的施設の整備を検討することと位置づけております。御提案の図書館機能は、まちづくりコンセプトに整合する施設でありますので、県立図書館の移転も視野に入れた県有地のより具体的な活用策の検討を、県に対して要望する必要があると認識をいたしております。今後も引き続き駅周辺の諸課題に対しましては、甲府駅周辺整備に関する県市推進協議会において協議を重ね、早期に土地利用の方向性が見出されるよう十分な論議を尽くしてまいります。

 次に、歴史公園の活用についてでございます。歴史公園につきましては、国のまちづくり総合支援事業の補助制度を活用し、今年度から実施設計に着手してまいります。整備にあたりましては、市民や有識者等の御意見を参考にする中で、甲府城の遺構を生かした歴史が肌で感じられる景観形成に意を用いるとともに、市民をはじめ多くの方々が憩い、やすらぐことのできる場としたいと考えております。

 また、甲府駅北口周辺には、多くの観光資源となる豊かな自然をはぐくむ愛宕山広域公園や、甲府五山をはじめとする史跡や神社、仏閣が点在しておりますので、市民はもとより、甲府を訪れる市外からの皆様に、これら甲府の歴史や文化が再発見できる起点として歴史公園を活用してまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○環境部長(金箱憲一君)

 地球温暖化対策推進計画に対する取り組みと今後の対策についてお答えをいたします。

 本年3月に策定しました環境基本計画では、本市における温室効果ガス総排出量を、平成22年度までに平成10年度比で15%削減することを目標設定いたしました。その中の地球温暖化対策の推進につきましては、新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法等に基づいて、既に策定しました甲府市地球温暖化対策推進計画で目標数字を設定して取り組んでおります。環境負荷を伴わない新エネルギーの導入につきましては、本年度完成予定の(仮称)中央部市民センターに太陽光発電を設置するとともに、公用車へのクリーンエネルギー自動車の導入等、積極的に取り組んでおります。

 地球温暖化対策推進計画の市の率先行動では、電力使用量の20%削減、低公害車の導入など、9項目の取り組み目標に基づいて実施しております。そのうち市関連施設における敷地面積の30%以上の緑地確保につきましては、平成13年度以降、目標に沿った設計を行い、緑化に努めております。

 また、市民等から排出されるごみ焼却量の2.5%削減につきましては、容器包装リサイクル法による分別対象品目のうち、未実施品目、その他紙類の分別収集を検討するなど、より一層の再資源化の推進を図る中で、ごみの削減に努めてまいりたいと考えております。

 推進目標の達成につきましては、計画の進捗状況の点検、施策の実効性の評価及び計画の見直しを行い、計画内容や環境施策の実効性の継続的改善に向けて推進体制の強化を図ってまいります。  以上でございます。

○都市建設部長(佐久間 勲君) 

 公共用地の利活用としての公営住宅の対応についてお答えいたします。  公営住宅につきましては、入居者の状況並びに将来需要を的確にとらえ、公営住宅の利活用の方針を定めた公営住宅ストック総合活用計画を昨年度策定いたしました。この中で、近年のストック活用を重視する住宅施策の方針を受け、公営住宅においても新規供給を促すのではなく、既存住宅の居住水準を改善し、質的向上を図りながら、居住ニーズを満たし、長期間にわたって有効活用していくことが求められております。

 今後、建設年度、建設の構造及び安全性等を判定をし、新たに公営住宅を建設する建て替え事業及び住環境向上を目的とする総合改善事業並びに用途廃止などの整備手法がありますので、公営住宅の効率的な活用の観点から、総合的に検討してまいります。

 なお、小規模低層住宅で建設年度も古く老朽化が進んでいる住宅につきましては、総合活用計画の中で用途廃止の方針に位置づけられておりますので、跡地の有効活用の検討をしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○市立甲府病院事務局長(河内邦夫君)

 病院に係ります御質問にお答えいたします。

 天然ガス、コージェネレーションの導入についてでございますけれども、天然ガスによるコージェネレーションは、環境保全性にすぐれたものでありますが、現時点では新たな施設整備費が必要であることや、平成14年度に大幅な電力料金引き下げがありまして、経済性の面での効果が期待できませんので、導入は非常に難しい状況でございます。将来、既存の空調設備等の老朽化による大規模改修の際には、免震工法等の整合や設置場所の選定、建設費や維持費等の財源的な面など総合的に勘案する中で、導入について検討してまいります。  以上でございます。

○野中一二君

 今、答弁をいただきました、その中で順番を逆さにして再質問をさせていただきたいと思います。

 病院の方では、昨年、大幅な電力料金の引き下げがあって、甲府市で自家発電をするほどのものではないというふうな今御答弁がございましたけれども、公共施設こそ、一定のコストが保持できるならば、公共施設こそこういったクリーンエネルギーをいち早く導入するというのがこの世の中の常というか、一番早い道なんではないか、また、そういう方向に市内のいろんな企業を引っ張っていく一番いい方向になるのではないかというふうに私は考えておりますので、大幅な電力料金の引き下げによって、経済的メリットがないといえばそれきりなんでしょうけれども、果たして、じゃあそれは発電だけの部分なのか、あるいはコージェネとして熱源供給まで含めた部分なのかというところは、また追って知りたいと思いますけれども、ぜひその辺をもう一度検討してみていただいて、特にそういった中での地球温暖化にかかわるCO2の削減目標に対して、どのくらいメリットがあるのかとかいった部分を、提示していただければなというふうに思います。これは答弁は要りません。

 それから、既存住宅に対して、用途廃止等を含めて見直すということでございますけども、あくまでそこに今住んでいらっしゃる方というのがいらっしゃいまして、既得権というのがあると思います。ですから、そういう方々をいち早く出ていってくれということには、これは当然いかないと。公営住宅法がどうなっているのか、その辺はわかりませんけれども、それよりもむしろそういう方々を、例えば新しくつくる建物の5階建てなら5階建てのうちの例えば2階、3階の部分に優先的に入居させて、そして用地を処分する、空いた用地を処分していく、というふうな一歩前に進んだ開発手段あるいは方法もあるんじゃないかと思うんですが、その辺はお答えいただきたいと思います。そこまで進められるのかどうかということですね。積極的に前へという意味です。

 それから、公共交通の部分でバスのことを言わせていただきましたが、これは山梨県が主体としてやっているパークアンドバスライドという方法がございます。パークアンドバスライドで例えば中巨摩から甲府まで来て、甲府でそのバスをおりたと。それぞれの所定の勤務先へ行くまではいいんですが、バーベルに例えますと、5キロのバーベルを持つのに、両脇へ2.5キロずつおもりをつけたバーベルを持ち上げるのは簡単なんですね。ところが、片方へ2.5キロだけついた、この片方へは何もついていないバーベルというのは、なかなか持ち上げるのが難しいんですよ。その片方の2.5キロというのが、要するに甲府の中の交通インフラということじゃないかなと。公共交通じゃないかなと。外から来るパークアンドバスライドというのは、確かにいいものがあります。周辺から集めてきます。連れてきて、人々を甲府へ連れてきたときに、甲府の中でどうやって動いていただくのかという、そこの解決方法も一つは市内循環型のバスというところにあるんじゃないかと私は思っているんですね。

 そのときに、先ほど言いましたように、「料金を取ってください」と言う方がいっぱいいるんです。「そのかわり、料金を取っていいから平日も動かしてください」と言う方がいっぱいいらっしゃいます。これは特に高齢者の方がそうなんですね。「私ら100円、200円のバス代惜しくないです。タクシーに乗ることを考えたら安いもんです。だったら、ぜひ、100円、200円取っていただいてもいいから、今のレトボンをもっと効率よく広範囲に動かしてもらいたい」こういうことを皆さん要望なさっているようですから、ぜひその辺、要望に沿うことができるのかどうか、今ここで即答するのはちょっと難しいのかなとも思いますけども、一定のもし見解がおありでしたら、お答えいただきたいと思います。

 それから、最後に、北口の整備につきまして、私も今回改めて質問するにあたりまして、甲府五山を、先週の日曜日でしたか、ぐるっと一回りしてきました。確かに徒歩で行くと丸一日かかってしまうかなというふうに思います。特に緑が丘の上にあります法泉寺、円光院と東光寺さんの距離というのが非常に問題になるのかなとか思いながら、甲府五山を回りましたけれども、一定の駐車場は、それぞれ皆さん方檀家としてお寺にお墓等がありまして、墓地を持っていらっしゃって、そういうところへ来る方のためにも既に駐車場はあります。ただ、大型バスが入れるかどうかということは別としましても、甲府駅を起点としたそういった一つの観光ルートというのが、私はあってしかるべきかなということを思いますし、この甲府五山のそれなりの由緒を調べてみますと、非常にそれぞれの思いがある。また、確かに新しく整備される北口の歴史を感じさせる30号街区の公園とは時代背景は違いますけれども、それはそれで甲府五山、本当は府中五山というふうになっているらしいんですけども、その府中五山というのは、武田一族の70年間の思いがそこにこもっているような、そんなお寺なものですから、その辺の観光ルートの開拓も今回公園整備とあわせもってやっぱり共同でやる方がいいのかなと、そんなことを思いました。

 行ってみますと、それぞれにスタンプラリーのカードが置いてあるんですね。今現在、既に4月1日から6月の何日かまで、そのスタンプを、3か所か回ると何か景品がもらえると。煮貝が10個とか何か書いてありましたね。これはいいなと思いましたけども。それはいいんですけど、私は府中五山を回っているときに初めてそのカードを目にしたんです。残念ながら、今までそれを目にできなかったんです。何かそういうイベントをやるときには、もう少しコマーシャルにお金をかけるべきじゃないかな。そうすれば、必ずもうちょっと何か変わった動きが出てくるような気がいたします。その辺の連携を今後ともとっていくのかどうか、あるいは、とれると思いますけれども、その辺について、今数点お尋ねしましたけども、お答えいただきたいと思います。

○企画部長(林 正孝君) 

 最初に、交通アクセス等の関係でございますけれども、私ども、先ほどお答えを申し上げましたように、公共交通等の利便性などの市民意向調査を行ってまいりたいと、こういうふうに考えておりますから、ただいま御意見がございましたような循環型のバス、あるいは有料化等々、いろんな方策等についても検討させていただきたいと、このように考えております。

 もう一点の甲府五山等との関係でございますけれども、私ども北口の整備を進めていく上で、実は現在、愛宕山の広域公園につきまして、県と整備計画を進めてございます。したがいまして、北口の特に歴史公園、あるいは今申し上げましたような愛宕山の広域公園、あるいは甲府五山、そういうようなものとの連携がとれるような観光コース、あるいは市民の皆様方が散歩できるようなコース、いろいろな方策もこれから検討してまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。

○都市建設部長(佐久間 勲君)

 老朽化した公営住宅の跡地の有効活用ということでございますけれども、本市におきましては、昭和28年ころから公営住宅が建てられまして、この中には特に四つほどの公営住宅、これは1階あるいは2階くらいの建物で、非常に規模も小さい住宅がございます。これらにつきましては、公営住宅ストック総合活用計画、こういう中で、これを手を入れて補修をしてという状況ではございませんので、こういう建物につきましては、いわゆる入居を一応制限をする政策空き家という制度を活用しながら、現在入っている方は年次的にそれぞれ受け皿が用意された中で移動していただくということを踏まえまして、この空いたところにつきましては、高層の公営住宅を建てるということはちょっとできませんので、面積的にですね、したがいまして、これらの有効活用、一つの方法には分譲とかいろんな方法があるかと思いますけども、そういうものを含めて、今後検討をさらに重ねてまいりたいというふうに考えております。

 以上です。

○野中一ニ君

 住宅の点はよくわかりました。その同じ場所へどうしてもつくるということじゃなくて、例えば点在している何か所かの場所を合わせまして、それをまた別のところというか、そこへ高層の住宅を建てて入居していただくというふうなことも別の角度から考えていただいて、現在ある平地で未利用の部分、私、単純な計算だったんですが、1世帯当たりの床面積というか敷地面積、それがどのくらいになるのかなと思いましたら、今もう既に入居を受け付けていない団地では、177平米ぐらいを1世帯当たり使っていると。一番多いところで250平米ぐらいになったんですかね。そんなのが計算の上で出てきます。それがもったいないとか何とかということよりも、そこにいらっしゃる方もそれなりの歴史とか経緯があっていらっしゃるわけですから、それを一概に否定はできませんけれども、そういったこともあわせもって考えていただいたらどうかなというふうに思います。

 それから、先ほど愛宕山を県で整備した公園化ですか、それに呼応して北口と連動をということでございましたが、まさに北口の住民の方々、愛宕山と連動するべく、ことしも本当にコンクリートとアスファルトで固められたまちになっていきそうな気がいたしますけども、その上に木でつくりました植木鉢を置きまして、そこにアジサイをことしも16鉢、ちょうど愛宕山へ通じる道路上に点在させまして、今ちょうど植えたばっかりですから、ことしは小さい花しか咲きませんけれども、アジサイが見ごろになっております。もうこの運動も3年続けていまして、北口の人たちもそうやってみずからの力でまちをつくろうとしているわけですね。そういうところにもまた、行政から若干の補助金、助成金もいただいておりますけども、また御協力もいただいておりますけれども、ぜひ、北口は大型開発だから、大型公共事業だから、もう何も手をつけなくていいというふうな意見も中にはあるようですけれども、とんでもない話で、北口にも大勢の住民の方がいますし、300億、400億と言われる開発事業ではございますが、それとて276世帯という方々の区画整理による移転補償、建物補償まですべて入った金額がその300億、400億という金額になってきているわけですから、一概にここで公共事業はすべてやめたというふうな部分でカットされてしまうということになりますと、平成元年から始まったこの北口の区画整理事業というのは、一体何のためにあったのかという原点に戻ってしまうような気がいたします。そういうことがないように、また、北口の人たちもアジサイに思いを託して一生懸命植えて育てているわけですから、その辺のことも十分御理解いただきたい。

 なぜアジサイになったかといいますと、これは石原裕次郎さんが生前こよなく愛した花だということで最終的に決まったわけですけども、その辺の思いも十分おくみ取りいただきまして、どうか立派な公園整備を行っていただきたいというふうに一言添えまして、終わらせていただきます。

平成15年6月議会公式議事録

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