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野中一二の議会質疑応答の記録

平成27年3月3日(火)

質問予稿を掲載済みです。テーマは以下の通りで一問一答式で行ないました。中見出などは議事録本文にはありません。

1.甲府のまちづくりについて
  市長が描く甲府の都市像について
  「稼ぐという概念」について
2.甲府の環境問題について
  廃棄物について甲府市が進んでゆく方向について市長のお考えは
  市長がお考えになる甲府の都市環境とは
  「のぼり旗禁止条例」の制定について
平成27年3月定例会(第3号) 本文 2015.03.03
2 ◯議長(斉藤憲二君)
               午後 1時00分 開 議
◯議長(斉藤憲二君) これより本日の会議を開きます。
 直ちに日程に入ります。
 日程第1 議案第1号から日程第47 議案第47号までの47案及び日程第48 市政一般について質問を一括議題といたします。
 昨日に引き続き、上程議案全部に対する質疑及び市政一般質問を行います。
 最初に、新政クラブの代表質問を行います。
 野中一二君。
                (野中一二君 登壇)
3 ◯野中一二君

◯野中一二君 きょうは3月3日、野中一と二を足すと3ですね。私の名前の日にどうもありがとうございます。
 樋口新市長が誕生してから1カ月が過ぎ、市役所の仕組みや予算について既に一定の理解をしてきたことと拝察いたします。
 私にとりましては議会での最後の質問でもあり、これからの甲府市はどのような発展を遂げていくのかという思いをはせて質問させていただきます。

1.甲府のまちづくりについて

 最初に、1番目は甲府のまちづくりについてであります。

 私は16年間の議員生活の1つに、暮らしてみたいまちづくりというテーマを掲げて今日まで来ました。確かにテーマ性から見るといろいろな要素を含んでいて、これだというものがないような気がしますが、多様な甲府市民の要望を全て網羅することなど、とてもできない相談だろうというのが実感であります。

 しかし、だからこそ最大公約数を見出し、それに向かって取り組んでいくという醍醐味は誰以上に感じてきたと思っております。往々にして地域要望最優先ということになりがちですが、それでは全ての市民に対して失礼であると常に反省を繰り返し、地域間格差を是正し、やると決めたことはとことんやるんだという姿勢を貫いてきました。その結果が甲府駅北口地区の現在の様子であり、ここには住民参加のまちづくりとはどのような姿なのか、そしてJR中央線甲府駅を核とした我が市の玄関のありようが表現されていると自負しています。

 また、羽黒地区で行った道の協定は、まさに住民主体の区画整理と言っても過言ではありません。このことにより、住民の基本的な財産権が保護され、協定締結していただいた方々の住宅の建て替えなどが円滑にできることとなりました。同時に行われた筆界未定地解消も、住民が動いてできた事例ですし、国土交通省内部に検討委員会が設置されたのも、この事例がきっかけになったと理解しております。甲府市内ではその後2件の同様な事例があり、この事例の重大性を認識できるものとして、今後の都市政策の1つの方向性を示すものと考えています。

 そこでお尋ねしますが、市長が描く甲府の都市像について、もう少し詳しくどのようなものかをお答えいただきたいと思います。

 市長は、甲府市の人口減少社会到来に対して、子どもを産み育てやすいまちの構築と言っておられました。そして、総合目標として、人、くらし、甲府を創る、それこそ笑顔あふれるまち甲府と位置づけしております。

 同時に、初登庁に際して、行政に稼ぐという概念を持ち込むと言っておりました。

 私が思うに、最大の甲府市の売りは観光資源だと常々思っているところです。首都圏からおよそ2時間で来ることができます。その上、現在は特急の停車駅としての甲府駅があり、2027年にはリニア甲府駅が開業予定です。道路では、2017年に中部横断自動車道によって関西圏から直接甲府盆地へ来られるようになります。しかも、その前哨戦で東京オリンピックが開かれ、同時に開府500年という大きな節目が訪れます。昨年のテレビドラマ「花子とアン」での集客効果を見てもおわかりのように、甲府市は現在でも十分な見どころを持っているまちなのです。そこで観光に訪れていただいた他地域の人々にもう一度甲府市に来ていただきたく、そして何度も足を運んでいただいて、ついの住みかに甲府市を選んでいただくことが重要なのではないかと考えます。

 しかし、惜しいことにそれを十分に生かし切っていないというのが実感です。一例で示すと、秋の紅葉は昇仙峡がきれいですよと言われて来ては見たものの、記念写真が撮れないという苦情がありました。山々がきれいに色づいていますよと説明がありましたが、それでは記念写真が撮れません。そこで、ある方が、仙娥滝滝上のお土産物屋が集まる場所に30本ほどもみじを植えたところ、観光客は色づいたその木の下で記念の写真を撮って、大満足で帰っていただいたというのは有名な話でございます。以前から昇仙峡を間近に見てきた市民の方は、あんなに山が色づいているのにとため息をついていました。

 また、甲府駅北口で始めたレンタルサイクル事業は非常に好評で、しまいには、甲府出張のサラリーマンが、晴れていればその自転車を借り営業に回り、雨のときにはレンタカーを借りて経費節減をしていたという笑えない逸話も残しました。この自転車は電動自転車ですから、武田神社などは言うに及ばず、昇仙峡などでもよく見かけ、一番遠方へ行かれた方は何と鰍沢まで行ってきた方がいたそうです。

 このようにして観光資源を大切にし、より有効に生かす工夫をし、かつそこにたどり着く手段の選択肢を広げることで、甲府市のよさが一段と光ってくるのではないでしょうか。このことが甲府市へ行きたい、甲府市へ住んでみたいという人たちの輪を一層広げることになるのではないかと思います。

 そこで、市長の言われた、稼ぐという概念の具体的なものはどのようなことなのか、目標とその具体例をお示しください。その上で、人口増加対策について御説明いただきたいと思います。
5 ◯市長(樋口雄一君)

◯市長(樋口雄一君) ただいまは新政クラブを代表されまして御質問を賜りました。議員の16年間の議会議員活動に心から敬意を表しながら、御答弁を申し上げます。

 まず甲府の都市像についてであります。

 市民の皆様の力強い御支援と御指示を賜りまして甲府市長になった今、市民の声を市政にという思いを念頭に置き、これまで培ってまいりましたさまざまな政治経験や築き上げてまいりました人脈など、持てる力の全てを生かして、市民の皆様の幸せと県都甲府市の発展のために全力を傾注してまいりたいと思っています。

 私は、中国の春秋時代の斉の名宰相、管仲の政治姿勢である「論ひくくして行いやすし」を常に心がけ、市民の皆様にわかりやすい政治を標榜し、真の共生社会を築き上げることを政治信条としています。

 市政は、行政の力だけでは成り立ちません。行政は、市民にわかりやすく市政を示し、市民はそれを受けとめ、一人一人が問題意識を共有し、そして市政に参画し、ともに築き上げていくものと私は考えています。

 市民の皆様には、ふるさと甲府市の未来を築き上げていく一員であることを再度認識していただき、行政や議会と一丸となって大きな力をつくり、笑顔あふれるまち甲府の実現に向けて、ともに考え、ともに歩んでいただきたいと考えています。

 現在、本市におきましては、市民参画のもと、これからの市政運営の指針となる新たな総合計画の策定に向けた取り組みを進めており、今後の都市像につきましても検討を行っているところではありますが、私は市民の皆様とともに、まちをつくるという共生の理念のもと、本市の恵まれた自然や、長きにわたり県都として政治や経済、文化の中心地となり、発展を続けてまいりましたふるさと甲府市の成長の芽を、水を与え、枯らすことなく、しっかりと根づかせ、全ての市民の暮らしと笑顔を守る、そんな思いと願いを込めたまちを築き上げていくことを目指し、誠心誠意、市政運営に取り組んでまいりたいと考えています。

 次に、稼ぐという概念と人口増加対策についてであります。

 私が政治公約として掲げております5つの重点政策のうち、くらし潤うまちの実現に向けましては、市民・経済産業界・行政などの役割分担のもと、本市の持つ地域資源の活用と積極的な情報発信による地域産業の活性化策を初めとするさまざまな施策展開に、新たな発想で稼ぐという視点を取り入れることが必要であります。

 こうした考えのもと、今般、交流人口の増加による地域の活性化を新たな発想で稼ぐの第一ステップとして、私みずからが国内外に向けて行うトップセールス事業や着地型観光開発事業などを、本年度の3月補正予算として本会議に提案したところであります。

 この新たな発想で稼ぐとした視点につきましては、本年3月末に策定いたします第2次甲府市観光振興基本計画において、効果の高い観光施策に取り入れるとともに、起業環境の整備や新規産業の育成を初めとする地域産業基盤の確立に向けた取り組みや、木質バイオマスなどのクリーンエネルギーを活用した環境政策、地方卸売市場におけるにぎわい市場の推進、上下水道局における水質検査業務の受託の事業化など、効果が期待される関係諸施策において検討をしてまいります。

 また、都市の活力の維持や安定的な行政運営に多大な影響を及ぼすことが懸念される人口減少問題の克服に向けた取り組みを推進するため、先月18日に設置しました甲府市人口減少対策戦略本部において、来年度中に策定する人口ビジョンと総合戦略におきましても同様の視点を取り入れる中で、本市の人口減少対策に係る取り組みを全庁的かつ戦略的に講じてまいります。

 以上でございます。
7 ◯野中一二君

◯野中一二君 ただいま市長からお聞きしましたけれども、市長が描く甲府の都市像をもう少し詳しく、どのようなものかをお答えいただきたいという私の質問に対して、ちょっとまだ具体性が欠けたんではないかと思っております。

 私が、今回市長にぜひお答えいただきたいと思ったのは、市長ならば甲府のまちをこういうふうにするんだという、いろいろな思いというのがあると思います。できればそのあたりをもう少し具体性をもって詳しく教えていただければありがたい、そのように考えております。

 市長はたしかきのうの兵道議員の質問の中で、甲府市に生まれて、甲府市で育ってというふうなくだりの部分を述べておられました。私が聞きたかったのはまさにその部分のくだり中で、具体的に甲府市のどういうところに市長は自分自身が魅力を感じて、それを売りに行きたいのか、それをぜひお答えいただきたい。それが自分の思っている甲府市の中でここの部分がすぐれているんだよというところがないと、トップセールスで先に行って、甲府市はいいまちですよと言っても、従来と何ら変わらない、ブドウがおいしいですよとか、桃を食べてくださいとか、昇仙峡へ来てみてくださいとか、そんなことしか伝えられないのではないかと、そういうふうに私は考えます。

 そのあたりで、もう少し市長の具体的なところを教えていただければありがたい、そのように考えております。

 それと同時に、私も最初の質問の中で言いましたように、甲府市の最大の資源は観光資源であると、こう訴えております。今までもずっとそれで訴えてきました。

 なぜ甲府市が観光資源のすばらしいものを持っていて、まだまだ十分活用できてないのか不思議だなと思いましたら、例えば昇仙峡の話を例に出させていただいたんですが、昇仙峡って今現在でもすばらしい紅葉をしている地域だと私どもは感じているんです。

 ところが昇仙峡へ来た、例えば秋の昇仙峡へ来た方々というのは、首都圏から来た、あるいはほかの関西圏から来た方でもそうですけれども、きれいに色づいたもみじの下で、一緒に来た、例えば彼氏と彼女でも結構ですから、お父さんとお母さんでも結構ですけれども、手をつないで色づいたもみじの下で写真を撮りたい。そうしないと、ビジュアル的に記録が残らないということを言ってらっしゃるんです。

 ところが、周りの山が幾ら色づいていても、その方々はそこをバックにして写真を撮ったんではわからないというわけです。確かに昇仙峡の写真はきれいかもしれないけれども、私たちが感じる美しさというのは、あるいは記録に残している美しさというのはそうじゃないんだと。1本の色づいたもみじの木の下で写真を撮ることなんだと、こういうふうな形のことで言われたので、その方もいたく心を痛めて、じゃ、ということで、ポケットマネーで30本のもみじの木を植えていただいた。全くそのとおりだと思います。

 それがずばりと当てはまりまして、秋に昇仙峡へ行ってみますと、滝上のお土産屋さんのところを歩いていますと、まさにそのとおり。いろいろなカップルの方々が、その木の下で記念撮影をして、よかったねと帰っていく。やはりそういうふうな感覚の差というのか、何と言うのですかね、それが一番の甲府市民に足りなかった部分じゃないのかなと、そんなことを思っているところでございます。

 その辺で、市長として例えば昇仙峡を案内するときに、どういうふうな形で案内できるのか、そのあたりをちょっと考えていただくと、トップセールスに幅が出てくるんではないかと思いますし、またトップセールスに深みが出てくるんじゃないか、そんなことを考えております。

 私が言うまちづくりというのは、そういう部分があるんですが、もう1つは、甲府駅北口の例で挙げたように、甲府駅北口のまちづくりというのは住民参加で、簡単に一言で言ってしまえば、本当に簡単なことなんですけれども、きょう現在に至るまでに甲府駅北口のまちづくりは16年かかっているんです。とりあえずスタートから。何が16年かというと、私が初当選したときから始めていますから16年なんです。非常に簡単ですよね。

 何をしたかって、お祭りやったんです。お祭りというのは人の心を一つにするいい具体例なんです。そのお祭りをやって、甲府駅北口の人たちがみんなそこに集まってきて、飲食店がいっぱいあるわけですけれども、その方々が自分のお店を休んでまで屋台をつくって、自分たちが飲食店をやっているんだから、屋台をつくったらおいしいものできるのは当たり前ですよね。それでモロコシを焼いて売って、あるいは何かつくって焼いて売って、それから始まったのがあの甲府駅北口のまちづくり。いろいろな苦労がありましたけれども、夏の祭りでしたから、暑いんです。かき氷がよく売れました。1杯100円で売りますと結構売れました。10万円近く売れたんじゃないでしょうか。

 そうしたら、かき氷を作ってくれた方、すごい真面目な方なので、電動で回るかき氷の機械ではなくて手で作ってくれたんです。そうしたら、翌日から腱鞘炎になっちゃって手が動かないとか、いろいろなことがあります。でも、その人にとってみたら、あのときは大変だったよね、でもいい思い出なんですよという、そういう流れにつながってきているんです。だから一朝一夕でまちづくりができないということも、甲府駅北口でさえ16年、じゃ、その方々は果たしてそこで利益を要求していたかということなんです。本当に利益を要求していたら、まちづくりやるに当たって利益を要求していたら、自分の店は閉めませんよね。飲食店をやっているわけですから。

 そうじゃない。それをわざわざ店を閉じて、店が閉じやすい日曜日にしてくれということで、お祭りを日曜日に開催して、そこで人の来やすい環境をつくって、おいしいものを提供して、それが続いて甲府駅北口のまちづくりというのが、その基礎ができ上がってきたわけなんです。やはりその辺は、絶対忘れちゃいけないことだと思います。

 もちろん市長さん、山梨県議会議員の時代にも甲府駅北口のお祭り、一度か二度来ていただいたことがあると思います。私、ちょっとどこかでお見受けしたことも覚えていますから、ぜひその辺を、これからのまちづくりの原点はどこにあるのかということを考えるときに、参考にしていただければ幸いです。

 それから稼ぐという概念ですけれども、今聞きました。木質バイオマスを利用したり、あるいはトップセールスでもって外へ出て、いわゆる誘客・集客するわけです。果たしてそれが全部稼ぐという概念なのかということだと私は思うんです。行政が稼ぐというのはすごく難しいんです。でも、誰かがやらなきゃいけないとしたら、それを誰がやるんだったらトップです。

 そういうことから考えますと、まだまだ甲府市はそういう努力に欠けていたというふうなのは事実だと思います。

 しかし、だからといって、起業する、いわゆる業を起こすということが、その稼ぐという概念の中に入るのか。私はそうじゃないと思います。

 むしろ一番市の職員が下手なのが稼ぐという概念じゃないか。なぜならば、稼いじゃいけないと言われてきて、ずっと今日まで来ているわけです。例えばこの電動自転車の例がいい例ですけれども、これは国の補助金を使って100%事業でやりました。そうしたら、自転車を動かしたら、当然利用料をいただきますよね。電動ですから充電もしなきゃならない。管理する人も置かなきゃならないから、1台幾らですということで500円かな、お金をいただいたんです。それでもうかるわけはないんですけれども、その500円を100%国庫補助事業でやると、もうけちゃいけないと言われるんです。だから収益が上がらないように1台200円で貸そうとか、金額じゃない。私はそこでもってもし利益が上がったら、上がった分だけ新しい自転車を買っちゃったり、電動自転車ですから新しいバッテリーを買っちゃったりして消耗するから、利益にならないんじゃないのと言ったんですけれども、そこら辺も理解できなかった。

 だから、行政の言う稼ぐという概念は全然別なところにあるのかなと。もし私だったら、行政が稼ぐというのは何だろうと思ったら、むしろ行政が皆さんに稼いでいただく場を提供するというふうなのへ持っていくほうが簡単なんじゃないかと、ふとそんなことを思っております。

 ちょっと第二弾の説明としては長くなりましたけれども、ぜひ市長にはそのあたりを踏まえて、これから先、いわゆる樋口カラーを出していかなきゃならない。難しいと思いますけれども、樋口カラーというのはどういうものなんだということを踏まえた上で、できれば再答弁をしていただければありがたいと思います。

 よろしくお願いします。
9 ◯市長(樋口雄一君)

◯市長(樋口雄一君) 私の目指すべき甲府の未来像、都市像について再質問をいただきました。

 基本的には行政だけで、市長だけで、1つの企業だけで甲府市が成り立つ、あるいは成長するわけではありませんから、今までもそうでありましたけれども、今まで以上に市民の皆さんに同じ思いを共有していただき、市の執行部も、今議員がおっしゃられたように、市議会の皆さんも人口減少にどう立ち向かうか、あるいは地場、あるいは新規の産業をどういうふうに興したり、奮い立たせていくかという共通の目標を持って議論を進めて、そこに市民の意見を取り入れて、私の言い方ではこども最優先、あるいはお年寄りがずっと生きがいを持って甲府市で暮らしている、人生を思い切り楽しめるまち、そして暮らし潤うまち、これが稼いで、もうけて、そしてその利潤でさまざまな財源を市民のために使うという意味で使わせていただきましたけれども、基本的にはその考えでございます。

 また、その手段として市民の声をしっかりと聞き、吸い上げていく市政、もう1つは国や山梨県、ネットワークを最大限利活用させていただいて、国や山梨県の力も甲府市政に呼び込んで、甲府市で1つの事業をするとすれば、国からもう1つ、山梨県からもう1つ、2つの力をいただくことで1つの力は3つのパワーになるというような意味合いで、今回選挙で訴えさせていただきました。

 例えば今、議員は昇仙峡のお話をされましたけれども、もちろん秋の昇仙峡は最高の人出でございますが、秋だけであります。秋に来た方々に、ここは実は春先、ゴールデンウイークあるいはその後、初夏が一番山菜がおいしいんだよと、そういったこともトップセールスをしたいですし、地元の方々とそういった通年的な観光をリピーターの皆様方に提供・提唱していきたいと思いますし、甲府駅北口のまちづくりにつきましても、本当に長い時間かかったと思います。私も山梨県議会議員の立場で時に参画をしましたけれども、東京都あるいは首都圏から来る方々が、いつもあそこが何もない土地で、まだここには何もできないのかと。山梨県あるいは甲府市の中で一番大トロの部分じゃないかという話をずっと聞いてまいりましたが、山梨県立図書館ができ、甲府駅北口広場が整備をされて、NPO法人甲府駅北口まちづくり委員会の皆さんを中心とした、例えば去年はわんこそばを山梨学院大学で準備をして、あそこでそんな大会をされたり、年明けにはお正月を楽しもうなんていう、幾つかの幼稚園・保育園の皆さんがマーチングバンドとか、さまざまなことをして盛り上げていただいたり、4月には太白桜のお祭りがあると聞いておりますから、そういったものを行政もできる限り支援をしながら、住民の力を、参画する力を含めて引き出していき、そこに住む人たちも楽しめる、そして、そこに来る人たちもなお楽しめる、そんなまちづくりをまた目指していきたいと思いますし、あるところでは定着しつつありますから、この芽をしっかりと伸ばしていきたいなと思っているところでございます。

 稼ぐという概念につきましては、まさに議員おっしゃるとおりでございまして、行政の力では下手くそでありますし、なれないことでもありますが、それでも私は、今までもそういうことを取り組んできたと思いますけれども、さらに私の市政の中では、行政もそのことにもっと積極的に乗り出していくべきだと思っておりますので、使わせていただいております。

 当然、民間やさまざまな団体が稼ぐ、あるいは経済行動を起こすときに、行政としてしっかりサポートできる体制が形づくられていくように、私どもの市政ではしていきたいなと思っているところでございます。

 ぜひ今後ともそういった御指導、御示唆をいただけますように、お願いを申し上げます。

 以上でございます。
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2.甲府の環境問題について

11 ◯野中一二君

◯野中一二君 前段で少し気分が落ち着きましたので、いろいろ思い出すことがたくさんあります。私、この場へたしか出て、質問させてもらったのが1年9カ月ぶりなんです。非常に長いこと質問してなかったけれども、原稿の書き方も下手くそになっちゃっていますし、果たしてちゃんと伝わったのかなと。むしろ自分の思いをよく原稿でも出せてなかったなというのが、今の正直な気持ちです。

 次の質問へ移らせていただきます。

 次の質問、甲府の環境問題について質問させていただきます。

 「捨てればごみ、生かせば資源」などという標語を、ひたすら地方自治体はつくり続けてきた時代は終わって、ミックスペーパーなどの分別回収は当たり前の時代になっております。甲府市では、プラスチック包装の分別回収にも取り組む意欲を示しているようです。

 私も初当選以来、環境問題には思い入れがありました。たまたま友人たちの中に山梨大学の先生がおり、ただ集まって酒を飲み放談するのではなく、夢に尽くそうということで、夢に尽す会と書いて「夢尽会」という名称の会をつくりまして、毎月集まっておりました。そのような話の中で、自然に環境問題を語るようになり、総合市民会館を借りてシンポジウムを開いたりしておりました。これがきっかけで「ごみをいただきます」という冊子をつくり、配布させていただいたのです。その後、第3版にはおよそ300ページにもなってしまい、話題性もあり、200校ほどの全国の中学校へ送らせていただいたものです。

 その中の話題には「リサイクルは正しいか」ということも入っていました。愕然とするタイトルでしたが、ペットボトルや牛乳パックのリサイクルにはとてつもない費用がかかり、経済性を無視したものが流通することで、経済社会を壊しかねないということです。簡単には説明のしようがありませんけれども、我が国ではリサイクルという言葉に恐ろしいくらい反応してしまっているのです。特に地方自治体にあっては、その本質を知っていても口にするわけにはいかない、あるいは本質を知る努力をしていなかったというのが現状であったと理解しています。

 幸い甲府市の若い職員たちは、意欲を持って先端の手法を取り入れようと努力しているようですが、私が思うに、甲府市ではまだ行政が行っている事業の中で、まだまだ廃棄物を減少させることができると私は感じています。

 一例で申し上げますと、下水汚泥は発酵という工程を経てバイオマスを取り出し、利用することで資源を回収することができ、その後は、環境部で管理している焼却工場で処理することで、その廃棄量を激減させることが可能です。また、日常行っている家庭ごみの回収から生ごみの分別回収を行うことで、焼却量の25%を減少させることができます。

 このような外的要因からの廃棄物について今以上に進めていくことで、廃棄するものの相対量を減少させることができると考えます。

 今後の甲府市はどのような方向へ進んでいくのでしょうか。具体策はまだ見出せていないと思いますが、市長としてのお考えをお示しください。

 広く市内を見渡すと、都市計画上から見た環境問題という言葉が出てきます。別の言葉で表現すると、都市環境という言葉に置きかえられますが、前出甲府市で暮らしてみたいと思わせるにも、甲府市が環境の整ったまちでなければなりません。季節には四季があるように、甲府市へ行くと四季が感じられると言われたら、いかがお考えになりますか。甲府市の夏は暑いけれども、夕方のさわやかさはいいねと言われたら、いかがでしょうか。このように感じていただくまちに仕上げていくのも、都市計画上の大きな仕事だと思います。

 これらが本当のまちづくりだと言っても過言ではありません。暮らしてみたいまちと言われる先進地にあっては、さまざまな生活の利便性はもちろんですが、そこで触れる空気が非常に重要な要素なのではないかと感じています。この甲府市をそのようなまちに仕上げていくことは、住んでいる人々はもちろん、そのリーダーの示す方向性が非常に重要であると確信します。

 そこで、市長の考える甲府の都市環境とは一体どのようなものであるか、お聞かせいただきたいと思います。

 抽象的なことばかりでお答えにくいことばかりですが、最後に、都市環境を考える歴史物語都市として、のぼり旗禁止条例という具体的なことについてお尋ねいたします。

 恐らく来る開府500年、甲府市遊亀公園附属動物園開園100年、その前に甲府大好きまつり、信玄公祭り、そして直前となっている統一地方選挙など、こののぼり旗がそれぞれ大活躍すると想像しております。

 しかしこののぼり旗、威勢がいいのは理解しますし、非常に目立ち、目を引くことも承知しています。しかし、まちの風情という点では、大迷惑なのではないでしょうか。観光客はのぼり旗を見に来るのではなく、そのまちの姿、もしくはその祭りを見に来るのです。単に目立つだけでよいのであれば、建物壁面を奇抜に塗装すれば済むことです。

 しかし、それは嫌だが、目立つようにするためののぼり旗を立ててほしいと望む住民や商店主はいないでしょう。そのくらいのぼり旗は目立つのです。自転車を運転していて、のぼり旗に気をとられ、危うく事故を起こしそうになったという話もよく聞く話です。風に揺れる旗の間から急に人の姿が見えて驚いたなどという話も耳にします。これらは全て交通安全運動ののぼり旗だと言われると、がっかりいたします。祭りなどで目立つようにしたいというならば、もっとほかの努力をすればよいことです。屋外広告物の規制は山梨県の許認可権だというなら、山梨県と歩調を合わせて規制するべきだと思います。

 少なくとも、歴史物語都市を目指す甲府市には、のぼり旗は必要ないと感じています。建物壁面や屋外広告物に対して大きさや色を規制し、甲府市らしさを醸し出すというのならば、それ以前に、のぼり旗禁止条例を制定するべきだと思いますが、いかがでしょうか。
13 ◯環境部長(宮川通佳君)

◯環境部長(宮川通佳君) 廃棄物の減量についてお答えいたします。

 本市では、第五次甲府市総合計画の基本目標の1つに、次代に引き継ぐ快適で美しい安らぎのまちづくりを掲げ、市民、企業・団体と行政の協働により、持続可能な循環型社会の構築に向けて、廃棄物の減量施策に取り組んでおります。

 この施策につきましては、ごみになるものを減らす発生抑制のリデュース、捨てずにまた使う再使用のリユース、資源として生かす再資源化のリサイクルの3Rを施策の基本とし、有価物・資源物の回収事業を初め、しんぶんコンポストとEMボカシの無料配布、陶磁器製食器と小型家電等の回収、落ち葉の堆肥化などの事業を展開しているところであります。

 今後につきましては、廃棄物の減量化に向け各種事業の推進に努め、プラスチック製容器包装の分別回収を開始するとともに、廃棄物のバイオマス活用につきましても、引き続き研究してまいります。

 なお、平成29年度からは、新ごみ処理施設の稼働に伴う溶融スラグ化により、ごみ焼却灰の資源化を図るなど、さらなる廃棄物の減量促進に努め、循環型社会の構築を目指してまいります。

 以上です。
15 ◯建設部長(石原英樹君)

◯建設部長(石原英樹君) 建設部にかかわります2点についてお答え申し上げます。

 最初に、本市が目指す都市環境についてでございます。

 本市は、500年にも及ぶ重層的な歴史・文化など本物の素材と、山の都とも呼ばれる緑豊かな景観に恵まれており、こうした特徴を生かした誰もが住みたくなる魅力あふれる持続可能なまちづくりを進めてまいりました。

 来年度から策定を予定しております次期甲府市都市計画マスタープランの策定過程において、単なる都市化を提唱するだけではなく、十分な都市機能を備えつつも、その重厚な歴史と豊かな自然が調和した甲府らしいまち、緑豊かな環境を育みながら環境に対する負荷の小さい潤いのあるまちなど、目指すべき都市環境の論議を深めてまいりたいと考えております。

 したがいまして、現在策定を行っております新たな総合計画との整合性を図りつつ、次期甲府市都市計画マスタープランのまちづくり方針の中で、本市が目指す都市環境について市民の皆様に示してまいります。

 次に、のぼり旗禁止条例の制定についてでございます。

 本市では、山梨県屋外広告物条例に基づき、屋外広告物の設置について必要な規制を行い、良好な景観の形成や交通安全対策に努めております。

 これら屋外広告物のうち、のぼり旗につきましては、みずからの敷地内では大きさなどの基準に基づき設置することができますが、道路上の電柱や街路灯などには原則設置できないことになっております。

 また、信玄公祭りなど、主催団体が公益目的で設置する場合は、道路占用許可を得て設置することができます。

 議員御提案の禁止条例の制定についてでございますが、のぼり旗等の広告物は、道行く人々にさまざまな情報を提供するほか、まちのにぎわいを演出する役割も果たしており、有効な手段の1つであることから、それぞれの地域の景観などに配慮した現行の山梨県屋外広告物条例で規制が可能と考えております。

 今後につきましても、引き続き関係機関と連携し、交通安全にも配慮した適正な掲示を指導してまいります。

 以上でございます。
17 ◯野中一二君

◯野中一二君 それぞれ非常に的確な答弁をいただき、ありがとうございます。

 環境部からは、従来と何ら変更のない方針をよく、じっくり聞かせていただきました。少しは進歩してほしいなと思う気持ちも多々ありますけれども、いたし方ないなと。何事も合議制の庁議で決まりますもので、その辺はやむを得ないというふうにも考えております。

 ただ忘れてほしくないのは、やはり環境というと、本当に環境部だけが担当のような感じでいますけれども、今私が尋ねたような都市環境とか、そういったものも含めますと、この環境という言葉、一言でいろいろな要素があるんだなということに、改めて気づかされる思いがしております。

 私も4期16年の間、環境問題とまちづくりに取り組むということで、2つの大きな柱に挙げたことが、1つは環境問題でございました。いろいろな全国のさまざまな地域へ行って勉強させていただいたり、一般の皆さんがなかなか入れないような処理施設まで、奥まで入らせていただいて、じっくり全国を見てくることができましたのも、環境問題のおかげかなと考えますけれども、ぜひ市長には甲府市の環境というものを、環境部の側面だけでない都市環境というものも十分お考えいただき、先ほども言ったように、本当に暑い、炎熱という言葉が適切なぐらい暑い甲府市ですが、夕方のさわやかさは何事にも変えがたいものがあるんだと。だから甲府市はビールの消費量が多くて、これをワインでやるのはなかなか難しいだろうと思っておりますけれども、そんなまちがあると、あるいはそんな風情を感じられるようなまちであるということを、自信を持って県外の人にアピールしていただきたいものでございます。

 それから、広告に対する条例というのはなかなか難しいものもあります。ただし、先ほどの冗談で言ったような、冗談が本当にあって事実あった事例なんですけれども、交差点を曲がろうと思ったら、のぼり旗が気になって、曲がったところに小さい子どもがいたと。本当に事故寸前のところで免れたという話を何度も何度も聞いております。そういうことを未然に防ぐためにも、ぜひ建設部内で十分検討し、それから道路河川課のほうで十分その辺の危険性というものを認識していただいて、指導に当たってほしい、そんなことを思います。

 大体私、1時間の予定でしたから、大体それに近くなりましたので、この辺で質問を終わらせていただきますけれども、最後に、私ちょうどこの10年ぐらい、よく甲府市の職員の皆さんと一献を傾ける機会が多々ありました。多いときには1カ月に5回ぐらい、実はある場所で繰り返しておりまして、それで非常に私としても勉強になりましたし、事の深い時点での話が聞くことができたというのもありますし、職員の方々についても、それで随分その場で成長していってくれたなと、そんな気がしております。

 確かに一献傾けている最中ですから、そんな重大な話ができるわけはないんですけれども、その中でも、私民間出身ですし、民間の会社経営をしておりますので、そのあたりの行政とのすれ違いの部分とか、なかなか行政内にずっと暮らしていたのでは言えない部分、それからわからない部分、そんなことを随分その席で話させていただいて、職員の皆さんにも理解していただいたんだというふうに思います。

 およそ10年ですから、10年前から見ますと、随分職員の資質も向上してきておりますし、本当に目のつけどころが10年前の部長さん方の年齢の方々と今現在では全然違う。いいところに目をつけているなということも感じている次第でございます。

 ぜひそういった努力を今後も続けていっていただいて、ますます甲府市の職員は優秀だねというふうなことを言われるような職員になってほしいなというふうなことを思いまして、一言、職員に対するエールとさせていただきます。本日はまことにありがとうございました。

 以上で終わります。
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