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青函連絡船はどうなった(青森番外編)について

2005年10月5日 新政クラブ視察報告

4日・青森市→5日・青函連絡船(番外)→5日・秋田商業高校
青森市視察報告
連絡線汽車乗り口

二日目の朝、ちょっと早めに青森駅に向かい、「青函連絡船」のホームや桟橋を見て歩いてきた。

以前私がこの桟橋に立ったときに、向かいの倉庫の屋上に「トーメン」と青で書いた巨大な看板を見たのがとても印象的だったからだ。一体あの看板はどうなっているのか、それと汽車が連絡船に入ってゆくあの桟橋はどうなったのか。今回の視察の番外編としてどうしても確認しておきたかった事である。

青森市視察報告
八甲田丸、いつでも出港準備よし

8時過ぎ、今では係留されているだけの「八甲田丸」目指して駅から歩き始めた。幸い天気は快晴、気持ちよい海風が「さあ一緒に行こう」と後押ししてくれるようだ。やっぱり船はでかい、桟橋はすでにJRのホームとは連結していないが、全くそのままの状態で保存されている。船は静まり返っているようだが、レーダーだけはクルクルと回りつづけている。「オッちゃん、俺もまだまだ現役さ」「船が出るぞ〜」と言わんばかりにである。

周囲は公園として綺麗に整備されていて、朝だったからなのか釣りの帰りと言ったいでたちの方がベンチで歓談していた。展望台の2階からは「八甲田丸」が一層良く見えたのだが、私としては対岸に続く遊歩道の上からのほうが気持ちよく、しかもリアルでよいと感じた。

青森市視察報告
ベイブリッジと遊歩道ラブリッジと言っています

その遊歩道は全て板張りで、手すりには錨のモニュメントがステンレス製で作られて飾ってある。ためしにそのチェーンの部分を持ち上げてみると、プラスチックではなく、しっかりステンレス製で作られている。このあたりの気の使いようでこの落下防止策全体が引き立ってくるのだが、最近はこのような水辺ではプラスチックを多用してしまうようで残念である。

この公園内にあるベンチがまたしゃれている。10センチはあろうかという木板で出来ていて、背もたれがここでもステンレスの丸棒で出来ている。全体が船の形をしていて、このベンチ一つでここは港なんだと感じる事が出来るのだ。こんなところにまで気を使って作られている公園なのだが、残念ながら此処でくつろぐと言う人は少ないのではないか。

なんと言っても駅からの距離がほんの少しある、同時に観光客はこの船を見に来るのだろうか。横浜の氷川丸でさえ止まっている船に乗らないという現在の観光者達には受け入れられないものがあるのだ。せめてこの湾内だけでも良いからこの船が動けば乗客もいるのだろう、もっともそれなりの経費がかかるということは事実なのだが。

青函連絡船があった事実は風化させてほしくないし、ここでは数々の喜怒哀楽が大勢の人々によって作られてきたという事も忘れたくない1ページである。

青森市視察報告
木製ベンチ

津軽海峡冬景色の石碑まで足を伸ばし、戻ってしばらくのあいだ舟形ベンチに座り、ぼんやりと周囲を眺めていると、駅のホームから「寝台特急日本海」が出発していくのが見えた。「そうなんだよな、この雰囲気が北国の雰囲気なんだよな」と、思わず感傷に浸っていると、「ボーー、ボーー」と言うあの独特のはらわたの中まで響いてくる大型船の汽笛があたりの空気を振動させた。時計を見やると丁度9時。さてさて皆さんお待ちかねということで改札口へと向かう事とした。

2005年10月10日  新政クラブ事務局  文責 野中一二

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