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愛知県一宮市

エコハウス138の取り組みについて

平成24年10月24日 環境水道常任委員会視察記録

2012年10月22日・横浜市 → 23日・東京都  → 24日・一宮市
一宮市視察
エコハウス138の外の様子

「エコハウス138」(いちのみやと読む)と言うから事前の知識無しに、行政がこんなネーミングするのだから公民館かなと思っていたら大違いであった。

 およそ10年前に造られたこの施設は、一宮市の焼却場廃熱を利用した健康維持施設が中心であった。しかしそれだけではなくせっかくだから風力発電・太陽光発電など、いわゆるエコ施設として環境教育の啓発施設として誕生したとの事であった。だから当初は使用した車も電気自動車であったのだが、これはその維持費と運行経費のバランスで車検終了とともに廃車にしたそうである。
先端技術は時としてこの様な結果を引き起こすものだとつくづく感じたのである、と言うのも屋上の風力発電タービンは3基のうち1基が正常で後は羽が取れてしまっているものと、中心がずれてしまっていて偏稼働しているものが1基となっているが、修繕費がアメリカ製のタービンなので高すぎてとても修理できない状態のようだ。

 愛知県一宮市は人口380,000人を越え、今だに少しづつ増加している名古屋のベッドタウンである。古くは織物業の町として有名であったが、繊維産業は今は見る影もなさそうだ。

 「エコハウス138」は畑のど真ん中に立っている奇妙な建物と言う表現が適切かもしれない。曲線をふんだんに使ったその建物外観は、実際ユニークと言う言葉がぴったりする施設と言えよう。

一宮市視察
プールの様子、開場前なので撮れました

1階の施設概要は次の通り
・25mプール(5レーン)
・幼児プール(すべり台、ウォーターパラソル付)
・ウォーキングプール
・ジャグジー
・健康増進プール
・採暖室を完備(サウナと思えば良いと言う説明であった)

その他では
・有酸素運動4種(エアロバイク・ランニングマシン・ステップマシン・クロスカントリーマシン)
・ 筋力トレーニング6種(チェストプレス・ラットプルダウン・アブドミナルクランチ・レッグプレス・レッグエクステンション・レッグカール)

そしてふれあいサロン、体験学習室、スタジオルームがあり、料理教室やエアロビクス教室、ヨガ教室として使用されている。

一宮市視察
廃瓶を使ったオブジェ

これらの施設は当初一宮市直営で運営されていたが、現在では指定管理団体の運営になっていて、年間で12,000人ほどが利用しているが、その数字は減少していると言う。これらの施設であるが料金設定としては決して高いと言うほどで無く、妥当な利用料金と思われる。交通手段も市内左回り循環バスと右回り循環バスが利用でき、ここまで来るのはさほど苦痛ではないようだ。

ここで余談だが、甲府市・峡東地域で計画されている新ごみ処理施設は平成27(2015)年運転開始の予定だが、「高効率発電施設」と言う名称が正しい名称で、焼却施設と言う名前ではない。そこでは廃熱利用しようとしても肝心の廃熱温度が低く過ぎて利用できないのだそうだ。時代の流れが焼却施設を変えようとしているのだろう。

外には「びおっこ」と言う名称のビオトープが作られているが、想像していた通りこれがかつての濃尾平野の様子だと言う。

一宮市視察
ビオトープの様子

植物は非常に管理されていて、外来種は極力排除されている。1ヶ所だけ水田が作られていて、もち米を栽培していた。これは管理している「びおっこクラブ」と言う団体が、子供の体験学習として種もみ撒きから収穫・脱穀をへてもちつきをしてみんなで食べていると言う。

この様な管理がビオトープには絶対必要で、館内でもビオトープについて、生息するメダカも遺伝子が外来の物ではなく、本来このあたりにいたものである事が記載されていた。
一時期全国の学校でビオトープが校庭に作られたのだが、そこの生物が外来種であったり、本来的にその地域で生息していなかったりと散々であったのを思い出した。学習に対して提供する物はきちんと管理する、という原則を守っている施設だと感心させられた。

しかし、到着後すぐにここを訪れた時、なんとうさぎが跳ねていたのだ。
それについては「だれかがここへ放してしまったのでしょうか」と言って困惑していた表情を浮かべていたのだが、後の説明でそれも十分理解できた。それにしても放してしまった人は動物を何だと思っているのだろうか。

施設の見学では最後に地下の熱交換施設内部まで丁寧に説明して頂いた。

一宮市の関係者の皆さんありがとうございました。

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