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環境・水道常任委員会の近畿地方視察

2004年10月6日〜8日

今回の甲府市議会環境・水道常任委員会の視察は、2004年10月6日、7日、8日の三日間で行い兵庫県明石市(ごみ有料化と分別収集・ごみ収集の民間委託)、奈良県大和郡山市(ペットボトルリサイクル施設)、京都府八木町(食品廃棄物・家畜排泄物からのバイオマスエネルギー活用)であった。
平成16年10月9日 甲府市議会議員 野中一二
この文書は野中一二個人の視察感想文です。

兵庫県明石市の事例(10月6日)

明石市と言えばまず思いつくのが「平成7年に発生した阪神淡路大震災」であろう。このことについては今回の視察とはテーマ違いとなりそうなのでこれ以上触れないこととしたいのだが、この災害の結果もたらされたものの一つに「最終処分場の寿命が10年分程度縮んでしまった」という2次的被害が発生しているとの事であった。

現在使用している最終処分場は平成27年まで使用可能であったのだが、平成18年までしか持たないと言う現実が明石市に対して「ごみの分別と有料化」という手段をとりつつ、減量化を推進せざるを得ない方向へ転換させていったと言う事のようである。

当然大阪湾で行っている「フェニックス計画」にも参加しているのだが、その出資比率から年間2、300トンしか搬入する事が出来ない現実もあるそうだ。ここでのリサイクル率は14パーセントと国で推進している数値の17パーセントよりも低く、市が置かれている阪神地区のベッドタウンという性格から見ても分別と有料化に対して取り組まざるを得ないとしている。

しかし、このベッドタウンという都市の性格から推測した厨芥類の発生率がなんと10パーセントしかないと言うのは不思議であった、ちなみに甲府市は一般廃棄物に占める厨芥類の割合は25パーセントと、ほぼ全国平均である。

一般廃棄物や有価物収集などについては甲府市とほぼ同じく学校区単位での収集であり、28小学校区を大きく1単位として捉え、その中で細分化しているようである。また委託収集については明石市の中心より東西に分け、東地区を委託で行い西地区については直営で行っているとの事であった。その比率は50/50までと言う一定の歯止めをかけており、それ以上の民間委託については考えていないと言う。

いわゆるごみ収集は地方自治体の固有の業務と言う事を守りつつも、合理化を考えているようである。ちなみにごみ1トンあたりのそのコストは直営が23,735円で委託が11,438円となっており、その差は歴然としているのだがあえて100パーセント委託と言う事は行わないとしている。また今回有料化する粗大ゴミについてはすべて直営で行い、単価についても300円と言う基準単価を広く設定している。

この金額については兵庫県下の他市平均の住民負担率は40〜45パーセントであるが明石市は平均23パーセントという低廉な負担率で行い、本年11月より実行に移すとしている。当日は時間の都合で回収現場等は見学する事が出来なかったが、明石市はISO14001を取得している事もあり、環境部ごみ対策課の取り組み姿勢には毅然としたものが見られたことは意味深い。

会議室から見た明石海峡大橋
会議室から見た明石海峡大橋

余談であるが会議室から明石海峡大橋が一望出来、行き交う船が見えるというこの光景は、山国の甲府から見ると実にうらやましい限りである。なんとなく時間がゆったり流れていると感じたのは私一人の気の所為だったのか。

明石市ホームページ
明石市環境部のページ
大阪湾フェニックス計画
「フェニックス計画」

 

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