野中一二のページ | 活動 | 議会 | 街づくり | 環境 | 言いたい放題 | プロフィール | サイトマップ | 掲示板 | ホーム | 戻る

大阪府岸和田市

景観形成施策について

平成23年10月3日 経済建設常任委員会視察記録

2011年10月3日・岸和田市 → 5日・松本市
岸和田市視察
岸和田城(復元)

岸和田と言えば、私が大阪の会社へ就職した折実地研修と言う事でこの地にある工場勤務をした場所である。おりしも秋の「岸和田祭り」の時期であり、当時は祭りに浮かれて外出したくも、厳しい寮生活で思うように出かける事が出来なかった記憶がよみがえってきた地でもあった。

大阪府の南に位置し、大阪湾に接するこの市は面積72.32平方km、202,587人の人口を有する都市である。古くは泉州の紡績産業の中心として栄え、「ガチャマン」と言われることばにも残る都市であるが、現在は糸と言う言葉を聞く事もない状態になってしまっている。

この市では景観形成に対して非常に思い入れがあるようだ、それは次に示す景観形成条例のガイドラインにも表れていて、最後の言葉が印象的であった。

以下引用しておく。
 優れた景観をつくり、まもり、はぐくみ、次代へつないでいくことは、単に行政だけでは実現できるものではなく、まちに住み、活動している市民や事業者の景観に対する深い関心と景観形成への積極的な参加なくしては有り得ない。
 景観形成にあたっては、行政がその整備、維持、管理を率先することはもちろん、市民・事業者自らが景観に対する共通の認識を深め、自分たちが住み、学び、働いているまちの魅力ある快適な環境をまもるため、協力し、努力していくとともに、社会的モラルやルールを守るような気運を醸成することが重要である。
以上引用終わり。

詳しくはこちらのホームページ資料(PDF)をご覧いただきたい。岸和田市景観形成基本方針 平成20年11月(PDFファイル 200KB)

岸和田市視察
これに乗れると思ってはしゃいでいたら、
乗ったのは普通の特急でした

岸和田市はその景観を保全するために市域を6つに分け、それぞれに景観を保全するよう市長への届け出物件を指定している。中でも本町と呼ばれている中心部地域では歴史的な町並み保全のための補助金制度や、まちづくり支援活動が行われており、事業者と専門委員が話し合える場を設けてその事業推進に力を注いでいる。

策定後の市民評価については、平成14(2002)年から4年に1回「都市景観賞」事業を行い、市民から投稿された写真風景の展示や景観形成に寄与した建物等に対して表彰をしているという。しかし、市民による「景観が良く保全されている」というアンケートに対しては、平成22(2010)年度実施した数値が15.6%であり、以前の22〜3%に比べると若干下降しており今後の努力が必要であると認識している。
『まちはみんなの共同作品・・・まもり、そだてよう、みんなのまち』と言う言葉が景観形成の基本姿勢としているが、自分たちの町として愛着を持つ事が結果として良い環境を作ってゆくものと考え事業を推進している。それらを推進してゆく今後の事業展開が大きな課題であると締めくくっていた。

実際甲府市においても4地区を重点地区と指定し、景観形成を住民と進めようとしているのだが、市民には今一つなじみが生まれてこないという基本的な問題をどのようにして解決してゆくのかが、今後の都市における景観形成上の問題点として浮かび上がってきているのだろう。

最終的にはそこに暮らす人々が何を感じて暮らしているのかを知ることこそが大切なのではないかと感じた次第である。

非常に参考になりました、岸和田市の皆さんありがとうございます。

 

Copyright(C) 2011 by NONAKA Ichini
野中一二事務所
400-0016 山梨県甲府市武田2-11-19
電話 055-254-4040  FAX 055-254-4042

[UP] [戻る] [視察報告目次] [議会質問集目次] [2011年度] [議会目次]