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九州視察紀行−福岡市・鹿児島市

会派視察・2003年7月15日〜17日

調査内容−2

鹿児島市役所前にて
鹿児島市役所前にて

鹿児島市役所(16日)

議会事務局長緒方様より歓迎のご挨拶があり、午後2時より会派学習を開始 (鹿児島市ホームページ

市内60か所に温泉がある。
市民の方が朝風呂をはじめ日常的に親しんでいる。
現在55万人の人口
福岡から鹿児島まで3時間20分が現在の在来線での所要時間であり、2時間10分で結ぶ新幹線が待ちどおしいとのこと。

最初に議会改革について説明を受ける

政務調査課 課長の説明

質疑・質問に対しては4人以上を原則としている。
平成8年に中核市移行を契機に定数増加、その他議会改革、委員会の数の見直し、議会事務局機構改革、政務調査員制度の導入、市議会情報(議会ニュース速報)の発行、発言通告制度の整備、議会要望・指摘事項についての当局の処理状況の報告、委員会所管事務調査の活性化、市庁の付属機関等への議員の就任の見直しなどのことについて取り組んできた。

その中ですべての政務調査員が法制担当職員であるという意識で職務についていただいている。政務調査レポートを発行、冊子化し議員に提供している。

以上のことを議員の立場として市議会の情報公開をすべての分野に於いて公開している、ただしそれぞれの個人情報などの保護すべき情報を除いている。

鹿児島市議会
手前が質問席、奥が議長席と答弁席(市長のみが此処で答弁との事)

鹿児島市ではこれらの事を行うことにより議会機能の充実・向上、市民に開かれた議会(市民にやさしい議会)、議員の資質向上、議会運営・事務の効率化を最大限図ろうとしている。このことを踏まえて「一問一答方式」を採用し、議会運営の活性化を図っている。ただし、代表質疑については一問一答方式は採用せず、現状あくまで個人質疑で行っている。またその形式を「対面形式」とし質疑を行うこととした(個人、代表とも)。

このような前向きな取り組みに対して、議員だけでなく市民にも閲覧できるようにすることですべてを市民にさらすこととなり、必然的に議員の資質は向上することとなるであろう。とにかく市民と議会の距離をできるだけ縮める努力がなされている。
7人の職員がこの職務につくということで、議会事務局員は増員されている。鹿児島市としてはとにかくできることは何でもやってみようという姿勢が見えている、しかしそれが今後どのように継続してゆくのかということについては数々の難しいものがあるのではないか。

一問一答方式についても、市民サイドとしては分かり易くなったという声を聞く、マスコミなどの評価も高くこれからの主流になる部分を含んでいるのではないか。また質問する議員としても議論の組み立てにつながるので資質の向上につながっている、同時に議員同士が事前に論理の組み立てについて学習することもできるというので一定の評価が上がっているのではないか。

市町村合併について
鹿児島市役所にて

合併対策室主管による町村合併についての説明

鹿児島県では現在96市町村がある、これが現在は93市町村が合併の動きがあり、昨年とはまったく違う動きである。

今回の合併は1市5町の合併協議会が進行中である。
1市−鹿児島市。5町−吉田町、桜島町、喜入町、松元町、郡山町の5町である。その他2村があったのだが、合併アンケートの結果により三島村、十島村の2村は役場がフェリーの発着所になっている鹿児島市にあるのだが、反対多数で1市5町となっている。この合併が行われることにより市域は約2倍と膨らむのだが、人口の点では現在の55万人が60万人と増加するだけである。

鹿児島市はこの合併に際して先頭にたって推進という意思を示すことなく、5町の意向を重視することを重点としているように配慮しようとしている。
現在の鹿児島市長の任期は16年の12月であり、平成16年11月1日が合併成立日であれば新鹿児島市で選んだ新しい市長という事で市民に受け入れられるのではないかという配慮がある。

鹿児島市の単独事業であり、5町に対して広げないという従来事業および、5町の事業であり鹿児島市とは関係ないという事業についてのみ事前の協議会議題として取り上げることとしている。大別49項目の調整を進行している最中であり、それぞれの協定項目に対してそれぞれの調整方針はほとんどが今後のこととして各組織に依頼している。現在協議会の内部に於いては「字(あざ)名」をどうするのかということで審議中である、このことは昨今の合併協議会の議論の中でずいぶん耳にする話題である。つまり「自分のところの名前が消える」というわがふるさとを思う気持ちからの議論であり、我が山梨県でもこのことについて問題があがったこともある。

一部事務組合の取り扱いの中では、合併するにあたっては現状の事務組合を脱退していただき鹿児島市に入るということを申し出ている。ただし合併期日の関係で一ヶ月のブランクがある地域がどうなるのかという問題があるようである。

本来的にこの合併は編入合併であり、鹿児島市のすべてに対する比率が高いので市勢力が大きく変わることはない様子である。その後の問題としては、議員定数、住民間での意識の希薄さなど、まだまだ繰り返し説明責任を果たす必要がある。

幸い鹿児島市は事務組合を組んでいない、同時に都市計画も鹿児島市独自での都市計画となっている。今後は周辺5町と現状鹿児島市の接点になる部分の都市計画をどうするのかという問題は発生するだろう。水道事業としては、鹿児島市の水道事業と周辺5町の簡易水道事業の合算に対しては、合併終了後3年間で見直しをして水道事業に限りなくあわせることとするようである。「合併してサービスは高いものに、負担は低いものに」という言葉は使わないようにしているそうである。

県とは相反するものがあるようだ。170万県民で55万市民であることから、一定の反指導がある様に見受けられた。このことについては我が甲府市も同様である、しかしそのもてる底力の差であろうかこの鹿児島市ではそれほどの激しさを感じない。

鹿児島 石垣の道
鹿児島 石垣の道

鹿児島は明治以後日本で内戦があった最後の土地です。西郷隆盛率いる郷士たちが自らの信念を通すために戦いを挑んだ訳ですが、その戦いの最後はこの石垣の道で行われたそうです。

そしてこのような石垣一つ大切に残している、そんな鹿児島県人の心意気に、たまたま通ったバスの中から思わずシャッターを押しました。

最近は何かと世知辛いと言われている世の中ですが、本来日本人はこのような「心意気」を大切にする民族だったと思っています。甲府でも旅に来た方が少年に「武田信玄の銅像ってこれかい」と聞いたら、「おじさん、信玄じゃなくて信玄公だよ」といわれたそうです。

特に日本列島4島の南端の鹿児島と言う場所柄なのか、南九州という温暖な気候と豊富な食物を有する土地柄からか、街の中を時がゆったりと流れていると言った感じがいたしました。

福岡市視察紀行 −追録−知覧武家屋敷群に見る街づくり

平成15年7月19日 甲府市議会議員 野中一二

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