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常任委員会視察「観光客誘致について」

茨城県 水戸市の事例

2004年1月22日

水戸視察
水戸駅前

今年度2度目となる常任委員会視察を2004年1月22日・23日にかけて行ってまいりました。22日は茨城県「水戸市」を訪れ、観光客の誘致について視察してきました。

水戸市については甲府市と同じく関東市議会の仲間であり、従来より何かと交流の深い都市でもあります。特に御互い県庁所在地ということでその交流の歴史は他都市に比べて親密さがあるということを伺っていました、実際この目で確認した所でも常磐線水戸駅などは甲府と似た雰囲気があり、市内においてもどことなくその雰囲気は似た部分が感じられました。

しかし、決定的に甲府市と違うのは都市基盤が整備されていると言うことを痛切に感じた所です。例えば市内には2車線道路でもその道幅には余裕があり、水戸市さんが用意してくださったマイクロバスでも結構細い路に入ってゆけます。当然幹線道路は片側2車線の道路であり、その幅もゆったりと作られていることには驚きです。あとで確認したところ、甲府市においての都市基盤整備率(市内道路においては最低4メートル幅がある、公共下水などインフラ整備が充実していることなどですが)なんと8パーセントと全国同一都市としては最低水準とのこと、それに対して水戸市は40パーセント以上整備されているとのことでした。

本題の観光客の誘致に対してということですが、水戸と言えば「黄門様」です。そして日本3大庭園の一つと言われる偕楽園ですが、なんとこれは県の施設と言うことです。つまり偕楽園に行ってもそこでは水戸市に税収は無い、そして水戸市内では宿泊せずに大洗海岸付近で宿泊するか、あるいは日帰りとなってしまうとのことでした。確かに水戸は東京から100キロ圏と言うことで甲府と同じですがJRで「スーパーひたち」に乗るとわずか1時間、これでは通勤圏ですね。距離的には甲府とほとんど同一なのですが、関東平野の平らな部分の都市と、日本の背骨部分の都市との差はいかんともし難いものが有るようです。

偕楽園
偕楽園

偕楽園は一度火事で焼失しているとのことですが、再度復興されその姿を今に残しています。入場料大人190円、子供100円。なぜこれを200円、100円にそれぞれしないのか、そして丁寧に「つり銭の無いようご用意ください」とあるのです。後10円払うのが嫌だからこの施設には入りませんと言う人はまずいないでしょう、これではかえって不親切ですし、入園料の計算も大変だと思います。その後訪れた弘道館についても県の施設だそうでここでは大人170円、子供100円となっていました、勿論つり銭云々の高札はかかっていましたよ。

水戸市の最大の祭りは「梅まつり」であり、今年は2月20日〜3月31日まで行われるそうです。なんと今年で108回目となるこの祭りは、例年実績でこの間に160万人程度の人出があるそうですが、先ほどの説明どうり宿泊は実に少ないとか。それにしても水戸市に訪れる年間観光客は260万人と言うことですから、いかに「黄門さま」が素晴らしい方だったのかはここでも分かります。ちなみにこの祭りの予算は水戸市の支出が2600万円程度で済んでいるとの事、甲府市で行っている「信玄公祭り」の予算対来客者、あるいは「甲府ウイーク」の予算対比から見て、これは安上がりと感じたのは当日の視察者のうち私一人ではなかったはずです。

水戸視察
偕楽園から見た千波湖
ここから見える範囲がすべて偕楽園の敷地だそうです

兎に角水戸市役所の方が同行してくださったのですが、何とかして水戸市内に宿泊して頂くあるいは水戸市内でもっと色々な素晴らしい施設を見学して頂きたいものですと仰っていた意味が良く分かりました。この都市は徳川時代は直轄の天領、甲府と同じです。その様な都市が全国にいくつかあるのですが、ほとんどは城などに関しては県有財産ですね。その他の譜代大名あるいは外様大名の都市が市有財産なのに対して明治維新当時何か有ったのでしょうか。

水戸視察
三の丸小学校

それにしても24万9千人の人口が作り出す都市はこんなに活気があるのかという感じです。小学校の建物も弘道館に隣接している三の丸小学校はその外周が土塀作り、校舎もひさし部分に瓦を使って情緒をかもし出しています。これが水戸市の街づくりなのかと言う感じで、痛く感じ入った視察となりました。

23日、つくば市視察

平成16年1月25日 甲府市議会議員 野中一二
この文書は野中一二個人の視察感想文です。

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