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神奈川県横浜市

電気自動車を利用した実証実験住宅
日産自動車と横浜市による電気自動車への取り組みについて

平成24年10月22日 環境水道常任委員会視察記録

2012年10月22日・横浜市 → 23日・東京都  → 24日・一宮市

 横浜市と言えば人口が360万人、その予算規模は3兆円を超える巨大な都市である。とても通常の視察としては対象外であろうが、今回の視察は全く視点を変えた視察と言う事になった。

横浜市視察
これがエコハウス

初めに訪れたのは「観環居」(かんかんきょ)と言う名前の付いた住宅である。これは積水ハウス・NTTドコモ・東京ガス・東京電力・日産自動車等の企業体が、総務省の「スマート・ネットワークプロジェクト」と命名された事業の一つとして横浜みなとみらい地区へ作られたモデルハウスを中心に、展開している共同事業である。

 この家は高効率断熱素材をふんだんに使用し、太陽光発電、燃料電池等によって作られた電気を蓄電池に貯め、電気自動車に蓄えて必要な時に必要なだけ使用する。もちろん不足する分は買い電し、余った部分は売電するのだが、それによってピーク時の電力使用量を減らし、1日の中で平準化を図っている。

当然NTTドコモのフェムト一体型ホームICTを使用し、住人それぞれのライフスタイルを重視しながらCO2の排出を最小限に抑える最適制御が行われている。それは外部からスマートフォンを利用し住宅内部の管理もでき、なんか未来型の生活とはこの様なものという奇妙な感じが漂って入るものの、ここで生活しろと言われれば自然と最適な居住空間が演出される。これが第一印象であった。

あくまで実証実験の場ではあるが、暮らす人の負荷が最小限に減らされているスマートな住宅である事は違い無い。これは見てみないと理解できないが、テレビの画面にも生活に必要な事項がすべて反映され、近くの駅の時刻表が表示される等人間が指示どうりに生活しているような感じさえ受けてしまった。
しかし未来はこの様になって行くのだろう、それについてゆけるかな。

 確かに自然を生かした人間性豊かな暮らし、という言葉になればこの様になるのだろうが、私個人としてはもっと手間のかかる暮らしのほうが充実感があるようにも覚えてしまった。

横浜市視察
横浜市での取り組み

続いてすぐ近くにある日産自動車本社では、横浜市との共同プロジェクト「横浜スマートシティ構想」にもとずく電気自動車の利用と地球温暖化防止に対する取り組みを、日産自動車の方に説明頂いた。

詳細については横浜市ホームページで読み取れるのでここでは省略させて頂くが、その基本にあるのは『横浜市の海外戦略』というすごい言葉であった。
つまり世界の中で位置する横浜と言う都市のイメージを、今後どのようにして高めて行く事が出来るか。と言う命題に対して市が取り組んでいる数々の事業の一つであると言う事が、この電気自動車の利用促進と環境負荷の軽減と言う事になって来ると言うのだ。

 残念ながらわが甲府市では日本の中において位置する甲府市のイメージを上げると言う事など、日頃の戦略の中でもあまり考えてはいない部分ではないか。
ましてやそれを民間企業と一緒に共同して取り組む、そんな発想には実際が程遠いように感じてしまった。

横浜市視察
日産自動車の新しいタウンビークル
横浜市視察
ショールームにあったボルトのサイン入りスカイラインGT

日産自動車による説明では電気を様々な方法で作り、蓄電する事でガソリンに依存しない移動手段として利用し、安心・安全な町づくりや、温暖化・エネルギー対策に取り組み、且つ観光振興に寄与し、産業振興にも貢献すると言う視点でこれを共同事業として取り組んでいると言うのだ。これも素晴らしい基本思考である。

 会議室での説明の後、特別に用意して頂いた新たな電気自動車に試乗する機会にも恵まれた。この車両はすでに元町や中華街などで実証実験を行っている新たな発想に基づく乗り物で、基本2人乗りの電気自動車である。重量がおよそ500キログラム、最高速度は70キロと言うから立派なタウンビークルだ。
価格は軽自動車を下回る程度と説明を頂いたが、例えばこの車両を使って私が提唱した「昇仙峡の観光移動車両」に使ってはいかがかと、心では既に昇仙峡の遊歩道を走るこの車両のイメージがふつふつとわいてきた。

いずれのプロジェクトも基本理念がしっかりしているので、事業化してもぶれはないなと感じた所である。

積水ハウスの担当者様、日産自動車の担当者様。丁寧な説明ありがとうございました。


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