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ごみをいただきます

第3章・視察の内容

10・福岡県八女郡日本舗道八女プラント

 このプラントは池をはさんで隣接する八女西部広域事務組合八女西部クリーンセンターから溶融スラグの供給を受け、それをアスファルトに混入する事でリサイクルするという事業を行っている。

溶融スラグ
八女西部クリーンセンターで排出される溶融スラグ
グラインドマシン
この装置がグラインドマシンです。
砂状の溶融スラグ

完全に砂の状態になってしまった溶融スラグ、
これをアスファルト製造時に通常の砂と同様に混入する事で
「エコアスファルトが出来上がります」

溶融スラグの組成分析結果
溶融スラグの組成分析結果(表1)

ここでの溶融スラグの組成は右の表のとおりです。この表でもわかりますがスラグの組成の多くはSiO2・CaO・Al2O3等で構成されており、科学的には非常に安定しているといえるのではないか。このことを考え、2014年には年間100万トンといわれている溶融スラグを再利用しないてはない。

溶融スラグの溶出試験結果
溶融スラグの溶出試験結果(表3)
心配される重金属類の溶出試験の結果は以上のようになっており、
非常に安定している事がわかる。
八女構内搬入道路追跡調査結果
八女構内搬入道路追跡調査結果(表7)

この(表7)は八女西部クリーンセンターの構内搬入路において実際にスラグ混入アスファルトを使用し、その磨耗などの経過を示したものである。これによれば十分実用に耐える商品として出来上がっていることがわかる。

 現在国土交通省ではこの溶融スラグを埋め戻し材に使用する事についての正式認可を出していない。いずれも地方自治体が独自の県道、市道において使用しているだけである。例えばこのスラグは保水率が極めて低いので路床材として使用すれば、地震のときの液状化現象を防げるなどの思わぬ副産物があるのだが。

 年間8億tといわれている埋め戻し材、それに対して日本中のごみを溶融しても2千万tで済んでしまう。もっと積極的にこのような循環資源を使う事を考えなければいけないのではないか。

(「ごみをいただきます」−平成13(2001)年7月発行−より抜粋)
視察研修・2001年5月28日・29日

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