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ごみをいただきます

甲府市のごみ収集について

甲府市環境部 清掃事業課統括主任 村松辰雄

この記事は、2000(平成12)年7月8日に開催された第2回「答えのないシンポジウム」−会場・山梨大学工学部T−1・4教室 主催・無尽会−での甲府市環境部 清掃事業課統括主任 村松辰雄さんの講演記録です。

清掃事業課事務分掌

1.一般廃棄物の収集業務に関すること。
2.すぐやる業務に関すること。
3.一般廃棄物収集運搬業、浄化槽清掃等の許可及び指導に関すること。
4.し尿処理問題研究会に関すること
5.庁用自動車等の管理及び整備に関すること。

清掃事業課で、ごみ収集に直接かかわる職員の人員配置


可燃班   統括主任  1
  1班  作業主任  1    班員 12  2t車 6台
  2班    同上  1    班員 12  2t車 6台
  3班    同上  1    班員 12  2t車 6台
  4班    同上  1    班員 14  2t車 7台
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可燃班計       5名      50名     25台

不燃班   統括主任  1
  5班  作業主任  1    班員 15  2t車 3台
                        5t  3台(3人乗車)
------------------------------------------------------------
           2名      15名      6台

                 総員 72名

*統括主任、作業主任の仕事

ごみ収集のうつりかわりと現状

(1)ごみ収集業務

明治33(1900)年汚物清掃法の施行によって本市のごみ処理は始まった。各家庭から出されたごみは、請負業者よって収集運搬され処分した。大正4年から収集運搬業務は市の直営となり、収集方法も数台の手引き車などにより、直接家庭のごみ箱から収集する「個別収集」を行っていた。

昭和28(1953)年を境に手引き車、リヤカーから順次自動車(トラック)による収集となり、さらにはスクリュー車、回転式そして現在ではプレス式などの高性能な機会車となっている。

また、ごみ箱からの直接収集も、昭和37(1962)年、市内中心部をモデル地区として容器によるごみの定期収集を実施したところ、市民の好評を得た。昭和38(1963)年からはこれまでの「流し取り式」から順次「ステーション方式」に改めた。

昭和40(1965)年以降は全面的に容器収集に切り替え、市内からごみ箱を追放した。しかし、この容器収集も現在では散乱の心配のない、しかも作業効率の良い袋収集になった。

収集回数も平成2(1990)年4月からは、中心部を毎日、その周辺は週3日、その他は週2日の収集となり、その後中心部の収集は許可業者が行う事となった。

平成12(2000)年2月から可燃ごみは、分別排出の徹底を図るため、半透明袋の完全実施を行い、ごみ減量に向けスタートした。
平成13(2001)年4月現在の実施率は98.2%である。

 ガレキについては市街地は月1回、その他の地域は2ヵ月に1回の収集を行ったが昭和53(1978)年からは全市が月1回に収集となった。一方、平成元(1989)年12月からは、一部の地域について資源物の回収を委託した。平成2年7月からは全市一斉に地区別月1回を委託業者により回収するようになった。

ガレキの収集回数は平成9(1997)年4月からは、週休2日制の導入に伴い年間13〜14回の収集を行い、市民サービスの向上を図った。

事業者が排出するごみの扱い方法も変更し、従来一日10kg以上を排出する事業所について、市が収集した場合については有料としていたが、昭和56(1981)年4月から各事業者(商店)から排出届を提出させ、排出量(1日5kg以上)により手数料を定め、市及び許可業者が有料で収集を行った。

平成2(1990)年4月から排出量1日5キログラム以上は、許可業者が収集を行っている。

(2)ごみ収集事業の現状

平成4(1992)年4月に職員8名の減があり、4台の減車を余儀なくされ、各車のごみ収集量が増大した。そこで大変効率の悪い収集路線になっていたので平成5(1993)年7月から市内全域の収集曜日の変更をし、効率の良い収集方法にした。

平成9(1997)年4月から自治会連合会の理解を得る中で週休2日制を導入し、水・土曜日の収集を廃止し、月・木曜日と火・金曜日に再編、月曜日は前者が比較的環境センターに近い区域を可燃ごみ収集に対応し、水曜日は可燃ごみが月・水・金曜日の区域のみとなるため複数地域の不燃ごみ収集をすることに変更した。

これに伴い週休2日制移行前と収集量が変わらないようにするため、月・木曜日に組み込めなく火・金曜日に変更した区域の収集をするため可燃車1台を増車した。

※ 水曜日は時期的なこともあるが、年次休暇の消化もできるよう配慮した。

※ 収集車両については週休2日制移行による水曜日の不燃ごみ収集を視野に入れて、平成7(1995)年度頃から可燃・不燃の収集ができる兼用車を導入し、平成10(1998)年ですべて兼用車とした。

本来自然増となる可燃ごみは、資源物回収が始まって年々増えるのに伴い、横ばい状態にあるのが現状だが、いずれ資源物回収も市民に理解され、最高に達する時期がくれば可燃ごみが自然に増えてくると思われる。しかし、現在の収集体制から行くと多少の増加には対応できる状況である。

 可燃ごみの曜日ごとの収集回数は、平均で月5回、火・木・金曜日4回、水曜日3回となっている。

※ 一昔前は予備人員が8人位いたと聞くが、財政の厳しい現在では予備的人員はなく、作業主任の指導のもと計画的に年次休暇を消化し、人員不足が生じた場合は自ら収集者にのり補充している状況である。

※ 職場の上司と現場との考え方の違う事があり大変な苦労がある。


○・・・仕事の終わりが早すぎる。
○・・・市内を早くごみのない町にする事が良い。

と、正反対の考え方である。
現場としては仕事の内容からして、ゆっくりする仕事でもなく各車ペア等の問題もあり、どちらが正しいとは判断が難しいが、市内のごみが少しでも早くなくなる事は、市民サービスだと思われる。

※ 委託や減車(職員の減)のことも出されるが、委託した場合現状のごみを直営と同様に収集できるとは思えない上、市民サービスの低下となる。減車(減員)をした場合は大変ハードな仕事であるため、腰痛などの問題が現状より益々多くなる。結論としては仕事の中身だと思われる。

 ごみ集積所の許可等については現状で4,030ヶ所あるが、増える事により収集の効率も悪くなるため可燃ごみは30世帯に1ヵ所、不燃ごみは70世帯以上に1ヵ所を、原則として4m以上の道路に面した場所で許可をしている。

 以前は集積所の数を統合したり廃止をして多少少なくなる傾向があったが、現状はすこしづつ増加している。

(「ごみをいただきます」−平成13(2001)年7月発行−より抜粋)

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