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2000年から未来の甲府へ PART−2・北部山岳地帯編 PAGE 8

千代田湖再生計画

本来農業用の溜め池として作られた千代田湖(丸山溜め池)は我が県最大の溜め池ではあるが、その当初目的は既に終わったといっても過言ではないでしょう。しかし現実そこにある湖を見るにつけ、人は古来より水辺を好み、また心の安らぎを与えてくれる「水」という資源をもっと有効に活用する手だてはないものでしょうか。そこでまず私からの提案ですが「きれいな千代田湖」を目指そうではありませんか。

その−1 水質浄化作戦

昇仙峡
右岸遠景、ひとたび近くに寄れば「幻滅の湖」へ

現在の千代田湖水は帯那川からの流入による水量と、塔岩沢からトンネルで引いてくる水量の二つでまかなっており、その排水は再び帯那川となり、片山裏手から荒川に流出しています。総体の流入量が少ないことと、近年のつり愛好家の心無い不要なえさの投棄により、その水質はかなり汚染されているのではないかと思います。

ここでは閉鎖系水域独特の水質の悪化は避けて通れず、やむなく自然体系を助けてあげる必要があるのではないでしょうか(川を堰きとめたことから発生する体系の悪化が起因しています)。難しい学術的な説明は省略致しますが、この程度の湖沼ですと「エアレーション」(パイプを水中に入れ空気を送り込み、底泥を好気化させてバクテリアなどでの分解を助けること)で十分ではないでしょうか。同時に帯那川からの流入水を浄化するため、湖に入る手前で木炭による人工川床を作り浄化させる等、あまり費用をかけずに出来るのではないでしょうか。しかし基本は「太公望のマナーの向上」にある事を繰り返し述べさせていただきます。

その−2 水辺の整備改善策

昇仙峡
千代田湖の中瀬

人々が水辺で過ごそうとする時、そこが泥であったり足場が悪いと水に触れることが出来ません。右の写真は千代田湖の中瀬のように飛び出している部分ですが、このちょうど右からボート係留場の辺りまでで良いですから、「蛇籠」(川の土手などで昔から見られる針金で編んだ長細い筒に玉石を入れたもの)を並べ玉砂利をしくとか、「ポンツーン」(浮き桟橋のこと、水位の上下で浮き桟橋も上下するしくみ)、または水辺までおりれるような階段状のスロープなどを背後にある水源涵養林の間伐材で作るなどにより、水に触れる場所作りを提供するのはいかがでしょうか、当然木は腐りますが間伐材も発生します。

森林の管理と需要を考えれば腐って自然に帰すのも必要なのではないでしょうか。もちろん構造物を作るときは安全に十分配慮した構造が望まれますが、家族で釣りも良いですがせっかくですから、水に触れることが出来ればその価値は飛躍的に向上するでしょう、千代田湖は釣りだけではないこともアピールできるのではないでしょうか。当然北西部に自生している葦原を壊してはいけません。天然の浄化作用を破壊することにもなりますし、魚の住処を壊してしまうことにつながります。

昇仙峡
汚れた千代田湖

全体を変える必要はまったくありません。ほんの一部で良いのです、是非水に触ってみたくなるような場所を提供しましょう。当然そうなれば少しの木陰も必要になってきます。芝生などは必要ないですから下草が良く手入れされた木陰を提供してあげましょう。間伐材を使ったベンチなんかもあると一層雰囲気が出てきます。立派なリゾート施設になり得るのではないかと考えますが、いかがでしょうか。

もちろんごみが落ちていたのではすべて台無しです。地元の皆さん、ちょっと長めの熊手か何かで、ぜひ湖の中までごみ拾いをしてください、千代田湖は生まれ変わるに違いないと思いますが。

 

その−3 わかさぎとへらぶなの湖作り

千代田湖は県内においてはへらぶな釣りのメッカとして広く知られているところであり、過去には氷結した湖からのわかさぎの穴釣りも楽しめた場所でした。しかし最近では生態系を無視した心無い釣り人による放流の結果、外来種である「ブラックバス、ブルーギル」といった魚が目に付き、スポーツフィッシングという誠に勝手な都合で従来の生態系を狂わせてしまっているのです。温暖化が進んだ現在は穴釣りとはまったく無縁ですが、やはり千代田湖はへらぶなとわかさぎが良いと断言致します。

そこで提案ですが、昔に戻すため一度湖水の水をすべて放水し、旧来の魚類だけを再生させることは出来ないものでしょうか。最初はなかった湖なのだから、何か良い方法があっても良いと思うのは私だけでしょうか。後は釣り人のモラルの問題になる訳ですが、へらぶなとわかさぎの湖として再生する努力を惜しまなければ何がしかの解決策はきっとあるでしょう。私としては「どこでもいつでも」ブラックバスというのはいただけません、千代田湖に限らずですが安易すぎます。

やはり北部にある湯村温泉郷とタイアップして、「湯村名物わかさぎのテンプラ」を料理の一品として加えても良いと思います。ましてやすぐ裏手の千代田湖ですからこれは名物料理として十分でしょう、地形から見ると帯那川への放水でなくなんとなく湯村側に放水しているようにも見えますから、ロケーションとして私はとっても面白いと思いますが。

とにかく千代田湖を再生しましょう、青松の枝から垣間見る白山からの甲府盆地の眺望も捨てたものではありません、そこから湯村山に至る遊歩道も結構楽しく散策できます。ここに住みたいという人が居るのも十分うなずける場所でしょう、でももっときれいだったらきっと何かが変わります。間違えていけないことは、自然を破壊し人工的に自然を作るのではなく、自然に手を貸し自然を拝借しながら私たち人間が楽しませていただくという発想ではないでしょうか。

最後に・・・

千代田湖を再生したらそれで終わりではありません、すぐ近くにある民間の最終処分場跡地を何とかしましょう。この処分場がなかったら、甲府市内の企業は大変なことになっていたに違いありません。何といってもごみが捨てられなかったことになるのですから。その役目を終わった処分場は今現在そのまま放置されています。しかしここでも人間が手を貸してやり自然を取り戻す努力をすることが大切です。

ひとたび用なしとなったものにお金をかけるのはなんだか切ない気がしますが、足尾銅山跡の植林がその最たる例ではないでしょうか。そうして長い年月をかけ、自然の姿に戻ってもらうことが出来るなら、それこそ利用した人々の出来る自然に対する恩返しではないでしょうか。もちろんただ木を植えるだけではありません、「山の上の広場」でも良いでしょう、春には桜が見頃になるかもしれません。夏の木陰には大勢の方が来てくれるでしょう、秋には遠くの登美の丘を望みながら葡萄の収穫祭りをやりましょう。せっかくですから活用方法を検討し、是非有効に活用したいものです。

皆さ〜ん 千代田湖をきれいにしてみませんか〜。

昇仙峡
こんなイメージでいかがでしょうか。
新生千代田湖終わり
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