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2000年から未来の甲府へ PART−2・北部山岳地帯編 PAGE 6

林道を走ろう−1

水ヶ森林道

今回のシリーズを通じて北部山岳地域に向かうにはどのようなルートをたどったらよいのでしょうか、といった問い合わせを数多くいただいております。今までは自然を守ると言う大前提がありましたから、自家用車による北部地域への侵入について触れてきませんでした。しかし現在の人々の暮らしから自動車と言う便利な乗り物を取り去ることは不可能でしょう、とするならばどうやって自然にやさしい自動車のあり方や、もっと自然を近く感じられる自動車の使用方法があるのではと言うことで、今回は車を使って楽しみながら自然を感じていただくことといたします。
昇仙峡
パラボラアンテナ

まずは車を武田神社に向けてください、そこから県道「甲府―山梨市線」を走ってゆくことといたします。甲府盆地の真夏に、北の山々から湧き出るように覆ってくる入道雲はいったいどこから上がってくるのかを確かめるためにも、山に向かって進んでゆきましょう。丁度甲府駅東側の舞鶴跨線橋の辺りから北部の山を見ますと、一番高い辺りにだるま落しのような形をした茶色の建物が見えます。そうグリーンの帽子のようなものをかぶった建物ですが、これは帯那山にある東京電力さんのパラボラアンテナだそうです。第一目的地はこのアンテナの横左側に広がっている「帯那山高原牧場」を目指してゆきます。

車は積翠寺を過ぎるころから狭い険しい道になりますが、大丈夫この峠道は全面舗装です。約20分で太良峠に到着しますが、是非途中の道から甲府盆地を見てください。南のはずれの曽根丘陵や富士川と笛吹川の合流地点、信玄堤の様子など手に取るようにわかってきます、まるで自分で作った箱庭のような甲府盆地が見られます。せっかくきたのだからゆっくりと走りましょう、ただし対向車もありますから勝手に道路わきに止めずに、空き地を探してください。対向車の方もあなたと同じようにすいている道だから安心してスピードを出してくることでしょう、用心用心。

昇仙峡
林道の分岐点

太良峠の山頂にはNTTのパラボラアンテナがあります、多少広くなっていますが道路の端で車をとめてください、ここでUターンしたい人もいますから。ここからは迷わず左「水ヶ森林道」に車を向けてください、この林道は約16キロの尾根沿いの林道で、牧丘町の乙女高原まで続いています。ここから走ること約10分で市営帯那山林道の分岐点です。大きな左ヘアピンカーブを過ぎるとすぐに「帯那山高原牧場」の看板がかかっています。

この牧場は国による「ハーベストリゾート構想」というバブル法によって作られた牧場で、残念ながら行っても何もありません。私も何度かここを訪れているうちに「ここには牛乳とかチーズとか売っている場所はあるのか」という質問をされました。残念ながら答えるすべを持たない私としては「ここからすばらしい景色の林道を通って清里に行けますよ」といって失礼するしかなく、人に会いたくない場所のひとつとして手帳に書いてあります。

昇仙峡
牧場

この牧場平成11年には甲府市からの予算がン百万円で、放牧されている牛はたったの8頭!! しかもあまりに急峻で牛が骨折してしまった。こんな事業は速やかに止めるべきです、どうしても放牧する必要があるのなら「八ヶ岳県営牧場」にでも運んでお願いするとか。国からの補助金がついているうちは継続しなければならないようですが、このような小さいことでも「公共事業の見直し」に該当するのではないでしょうか。

それよりもこの場所はすぐ上が「帯那山あやめの群生地」なのですから、つつじとか兎に角この牧場に切り開いたところを全部花とか木とかで覆ってしまえば、これまたすばらしい観光名所になると思うのですが如何でしょうか、ただし桜はやめましょう桜は、本来的にはこれだけの標高のある場所で自然に育っている植物が良いでしょう、ましてやこのように人間が手を加えてしまった自然ですから、これから人間が助けてあげながらでも少しだけ人間に楽しみを与えてくれるような、そんな美しい場所に改造したいものです。

昇仙峡
水ヶ森林道

さて本題に戻り、車を一路水ヶ森林道に進めてゆきます。この林道は現在も工事中で、一部未舗装区間もありますがかなりの部分については舗装がされています。しかし基本的にはこのような林道は本来の目的が治山・治水などの目的ですから、一見普通の都市間道路に見えますがぜんぜん違うことを良く認識しておいてください。また、林道を走ると言うとすぐに4WDとか思いつきますが、普通の乗用車でも十分楽しめます。後ほどその辺りについては詳しく述べさせていただきますので宜しくお願いいたします。

昇仙峡
クリスタルライン

この林道を走ることおよそ30分で未舗装区間になります、左側には「山梨の名林100選」としても有名な栗の林が広がります。やっと舗装になったと思ったらまたすぐに砂利道が続き、道幅がやや広がった辺りから舗装されたワインディングロードが続きます。左側に大きな白樺が何本か見え始めたらそろそろこの林道も終点です。牧丘町の乙女高原に到着と言うことになります、右側にはスキー場(最近ではすべる人もいないのですが)が広がり右手には山荘、ここで一旦車から降りて十分高原のさわやかな空気を満喫してください。

武田神社からここまで寄り道をしながら1時間30分といったところでしょうか、ここから右に向かって牧丘町経由で帰るも良し、途中山梨市の手前には温泉もありますよ。右に向かってゆけば黒平の部落、そのまま林道を行けば須玉町から清里へとなっていますので、時間の都合を見ながら北部山岳地帯が宝の山であることを堪能できることでしょう、ここから左右に広がる「荒川林道」などを含めて「クリスタルライン」と言っています。

 
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