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2000年から未来の甲府へ PART−2・北部山岳地帯編 PAGE 7

林道を走ろう−2

林道走破術

林道を楽しく走るにはまずその特徴を十分理解していただくことにあります。一般的に林道は道幅が狭く、カーブが多いことがあげられます。これは通過する交通量をあまり考えていないことがあります、そもそも林業振興や治山活動のために開設された道路ですから、都会の道路と同じ気持ちで走られては実に迷惑なことです。昨今4WDの自動車を買い込み、いきおい林道走破する人が増えていますが、そのような人に限って過信から来るのでしょう事故の原因を作っています。いくら4WDと言ってもその自動車が履いているタイヤは魔法のタイヤではないのですから必ずパンクしますし、スリップすることもあります。これから山道を走るんだと言う前に必ずスペアのタイヤを点検するくらいのことは最低限してほしいものですし、現状のタイヤの空気圧ぐらいはガソリンスタンドで点検してほしいものです。

さあそれでは出発します。一般道路からまず林道に入ったら「速度に注意」これは絶対条件です。当然相手もそれなりに速度を出してきますから、衝突は避けられたとしても脱輪や転落などの事故を起こすとおそらく携帯電話は使えませんし、緊急車両が来るまでにも非常に時間がかかる事となります。兎に角注意を払いながら進んでください。

次に注意することは「カーブで視界が悪いためどうしても膨らんで回りがちになる」ということです。人間心理として前が見えないのは非常に怖いのでついついカーブで膨らみがちになってしまいます、この事は対向車にもいえることですから十分注意してください。

昇仙峡
砂利道

砂利道についてですが、雪の上を走っているのと同じ感覚が必要です。調子に乗ってスピードを出し、うっかりブレーキを踏むと間違いなくスリップいたします。路面が凍結していたり、雪が降っていれば注意するのですが、たかが砂利道とあなどってはいけません。もうひとつはこれも雪道と一緒ですが、轍(わだち)に注意してください。うっかり深い轍に入るといわゆる腹をつきます、これによりエンジン下部のオイルパンを壊してしまうとそこでストップ、レッカー車が必要です。またブレーキパイプを破損したりろくなことはありません、轍が深くなったら片輪だけをどちらかにはずして進むとか、これはもうゆっくりゆっくり進んでいただくしか手がありません。雨が降り続いた後など、砂利道には大きな水溜りが出来ているものですが、この中に入るのも危険です。意外と深い穴になっていたりするものですら、ここはひとつ端を避けてとおりましょう。しかし砂利道も結構楽しく走れるものです、少し車高が高い車ですとスピードをある程度出しているほうが安定するとか、いろいろな新しい発見がありますので是非一度砂利道を通ってみてください。

昇仙峡
舗装された林道

話は舗装された林道に戻しますが、林道には横断する水路にグレーチングなどの蓋がかかっている場合がありますが、この蓋が曲者です。スピードを出していてこの上を通過すると、この蓋を跳ね上げてブレーキパイプを切ってしまうことがあります。また自分で跳ね上げた蓋で車に傷がついたり、蓋がしっかりとかかっていない場合には溝に落ちてしまったりといろいろな障害が待ち構えています。是非ここは慎重に前に車がいれば少し間隔を空けて進むなど注意して進んでいただきたいと思います。

秋ともなりますと落ち葉がたくさん道路に落ちている場合があります、この落ち葉も非常に滑りやすいものですから馬鹿には出来ません、でも走る車の後ろに舞い上がる落ち葉と言うのは実に美しいものです、これだけを体験したくて小生など車で出かけるくらいですから、是非秋の林道も走ってみてください。

とにかく安全第一、ましてや周囲にはすばらしい自然が広がっています、前方不注意にならない程度に景色を堪能しながら走ってみませんか。

この記事を取材しているうちに9月の豪雨(2000年)にあいました。名古屋方面では大変な被害が出ていますが、甲府市も気象台開設以来の大雨となりました。北部山岳地域もご多分にもれずかなりの被害が発生していますが、地元の人々や行政職員の手によっていち早く生活関連道路だけは通行することが出来るようになっています。

しかし一部の林道では(クリスタルライン池の平林道部分)路盤が流され、その復旧は来年を待つこととなりそうです。そのさなか危険個所に設置した「通行禁止」の柵が、林道通過車両によって壊されてしまい、もう一度作り替えるという現場を見てきました。おそらく壊した車両は、クリスタルラインを通過し清里に行きたかったのでしょう。しかしそのような通過車両に限り、何か事故があるとすぐに管理者責任を訴え、自分がしたことは常に正当であるという理屈をならべるでしょう。このような人には林道など決して入ってもらいたくないものです、この林道整備をするのにいったいどのくらいの方々が携わっているのか、はづされたゲートを知らずに通過してしまう人が事故にあったらどうなるのか。このような自己責任の元、行動できない方には、自然は厳しくつらくあたることでしょう。どうか自分たちだけが自然を楽しみに来ているのではない事、肝に銘じて林道を走ってください。

 
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