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「野中一二」の言いたい放題

2002年6月11日 平成14年度水源林祭り

6月8日土曜日に行われた今年の水源林祭りは「水源林植樹の集い」と言うタイトルでした。この祭りは毎年この時期に行われ、今年の参加者は約400人。奥御岳水源林森林浴広場で開会式を行った後、急峻な斜面でしたが全員で植樹を行い、そのあとトン汁をご馳走になったり、持参のお弁当を食べたり。アトラクションとしては、森からの質問コーナーとして樹高あてクイズなど、フィトンチッドを一杯吸い込み、甲府っていいな、こんな森が市内にあるなんてと感激した次第でした。 水源林植樹の集い

この祭りの趣旨は水源林の保護・啓蒙と、この地区(黒平地区)の方々に対する感謝を込めて続いている物です。昨年、一昨年は水源林の間伐作業の体験。そして今年は針葉樹(唐松)の伐採地区に対しての広葉樹(傾斜地の上からミズナラ・クリ・カツラと植えてゆきました)の植林作業の体験でした。

この辺りの甲府市有林は、以前は広葉樹の混合樹林帯であった物が、戦後の木材増産時に成長の早い唐松に植え替えられたとのこと。実際は広葉樹林帯のほうがはるかに保水能力が高く、唐松の落ち葉は水がその上を流れていってしまうと言われています。そんな事から、昨今は広葉樹の植林が見直されてきており、関係している甲府市の林政課・甲府市水道局の職員も以前のような混合樹林帯に戻す努力をしています。 水源林植樹の集い

しかし、ここで生産される木材もご存知のようにあまり価値がなく、その意味ではつらい作業と言うことになってしまいます。林業の衰退が全国的に叫ばれている昨今ですが、ここでも林業適地という事ではないのですが、かなり急峻な場所に植林せざるを得ない状態です。結局国土の狭い日本では、平地は人が住んでいるので、林業はやむおえず急峻な山間地でと言うことになるのでしょう。だから林業コストが非常に高くなってしまう、でも昔から「治山治水」と言われているように、山が荒廃すると必ずそのふもとの平地に災害が発生する。そのためにも大切な山を守ってゆかねばならないと言うことになります。 山本市長もご参加、クリックすると画像が切り替わります

但し、ここで行う植林作業はあくまで「水源涵養林の保護」ですから、誤解なく。それともう一つ重要なのは、大体樹齢40年ぐらいの木が一番「光合成」能力が高いと言うことのようです。つまり地球温暖化防止に役立っているのも、貴重な水源林ということになります。そんな努力が積み重なって、ここから出発している甲府の水道水が「日本一」になっているのです。改めて「飲水思源」と言う言葉を思い出す光景です。
この「水源林植樹の集い」には山本市長もご参加になりました。

でもこの様な行事に参加してみると、家で飲んだ水もその源には自分で植えた木があるんだな、なんてちょっと一味変わって感じますね。


メールマガジン『野中一二の人は石垣、人は城』 平成14年06月11日・第20号所収

メルマガに19号と書いた号数のミスは6月議会開会中の公務多忙による物とご寛容のほど。

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