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「野中一二」の言いたい放題

2003年3月18日 些細なことからスタート、まちづくり

大変なお叱りを頂きました。

私の書いた冊子、「100年で考える都市計画」の中に、以下の記載があります。

旧魚町・連雀・旧青果市場跡などは現在駐車場になってしまっている部分が圧倒的である。その中でも連雀一帯は特に過疎化が進行し、「甲府で一番痴漢が出る場所」などとまで言われている。その様子については4E地区の再開発で出来たワシントンホテル最上階の窓から特に夕刻になり眺めてみると良く理解できる

この記載についてこれを読んでいただいた方から「私の住んでいる街一帯を『甲府で一番痴漢が出る場所』と名指ししたのは一体何を根拠にしているのか。」と抗議の手紙がきました。残念ながらその手紙には差出人が書いてなく、このことに対して返答することが出来ません。住民全体が怒っているとも書いてありました、ウワサが市や県全域に広がったとき、どう手を打ってくれるのかと言うことも書いてありました。

このことに対する私の気持ちは、「決して根拠のない話ではない」と断言させていただきます。実際この界隈の駐車場に車を止めている方が、しかも複数の方が以前このようなことがあったと言うことで話してくれたことをそのまま書いています。そして改めてこの場所を非難したりしているのではなく、純粋に甲府の街の空洞化に対してどのように手を打ってゆくのがよいか、そしてどのような方法が考えられるのかと言う観点からのみ考察しているだけであると言うことを明記させていただきたいと思います。

この後の文章にもはっきりと書いてあります。「それでは一体これからの甲府都市圏の商業に未来はあるのか」と言うくくりで表現しました。繰り返します、必ずその方法はあります。但しそれには現状認識を改め多角的な努力をすることが必要だとも記載しておきました。

そんな中一例をあげますと、甲府駅北口のYBS北側からパチンコ三井さんに至る道に昨年アジサイの苗を植えました。最初は貧弱な鉢植えの苗木でしたので、その鉢の中に平気でタバコの吸殻や弁当の食べカスを捨てる人がいました。しかし小さい花が一つ二つと咲いてくると、そして毎日地元の方が水遣りをしているといつのまにかだれもごみを捨てなくなりました。この手法はニューヨーク警察でもとられ、現在は世界で一番安全な町とまで言われるようになったことは有名です。日本では札幌市警察がこの方法で徹底的に駐車違反を取り締まり、一年で駐車違反そのものを激減させ、さらには法外な請求をするような飲食店の数まで減らすことに成功しています。

これは治安が悪いと言っているのではなく、まちづくりの原点とはこのような些細なことからスタートできると言う一例としてあげたものです。私としては誠に残念ですが、これがきっかけでせっかく昔からあるこの地区の商業的な発展が図られ、一時期の賑わいのある地域の復活が出来ればと考えています。

確かにこの方の言われるように「実名を出した部分」その地域の方々に失礼があった部分もあるでしょう。でもこの地域の現実と今後に期待しながらここに投資しようとしている方もいらっしゃることを付け加えさせていただきます。

兎に角まちづくりは難しい、そして時間がかかるものです。しかし「やれば出来る」という事業でもあるのです、車だけに頼らず、歩いていて楽しいまちづくり。

これからも野中一二取り組んでまいります。

メールマガジン『野中一二の人は石垣、人は城』 平成15年03月18日・第36号所収

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