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「野中一二」の言いたい放題

2004年1月1日 1月1日だからこそ海外に目を向けて

さあ、新しい年が始まります。今年もこのメルマガどうかお見捨てなく宜しくお願いいたします。
これ以上の挨拶はホームページ上でも議員の場合は禁止されています、なんとまあ生活感覚の無い法律でしょうか。

新しい発想は新しい環境と視点から生まれる

アメリカの大統領がアメリカ国民であり、アメリカ式の教育と宗教概念を教わっているとすると、今回のイラク侵攻は終りがないような気がする。なぜなら過去にはベトナム戦争といわれた戦いを経験し、中東戦争には必ず協力し、そしてあの湾岸戦争を主導してきているのを見れば分かります。

しかし今回のイラク侵攻はベトナム戦争より性質が悪いのではないか。ベトナムでは代理戦争を行ってきたのだが、今回は直接の武力行使だからである。そしてあくまで侵攻であり、戦争ではないのだから余計始末が悪い。戦いなら相手が「参った」というか、またはもう立ち直れないほどにダメージを与えればこれで終りとなるのだが、たとえ一部のゲリラといえどもイラクの国内ではまだ戦いが続いているのだから。アメリカやその参加国はこの動きを「テロリズム」といっているが、自国民の中にテロリストがいたとしてもその国を他の国が侵略することなど国際的に許されるはずは無いと思っている。

例えばあの忌まわしいオウム真理教集団がニューヨークの地下鉄を舞台にサリン事件を引き起こしていたら、アメリカは軍隊を日本に派遣してテロリストを抹殺するということで軍事行動に出ただろうか。北朝鮮による日本人拉致疑惑と同じような事件がアメリカを舞台に起きたとしたら、徹底究明といって北朝鮮に軍隊を派遣するだろうか。私としては何か別の視点があり、其処が重要なポイントになっているような気がしてならない、例えば石油か。

兎に角今回のイラク戦争は、戦争ではなく侵攻なのだと言う事をもう一度考えてみる必要がある。だからといって単純に「よってイラクに対して自衛隊の派遣を止めろ」と言う事にはならないのだが。私としては国際法上の理解が希薄なのでこのあたりで控えさせて頂きたいのだが、新聞、テレビなどのマスコミ報道だけでは到底理解し得ない数々の裏事情があることをもう一度確認しておきたかったのである。

そんな折も明日にもイラクに向かって自衛隊が人道支援を行いに行くという矢先、隣国イランでは大地震が発生し4万人もの死者が出ているというではないか。自衛隊の海外派遣は人道的な立場を堅持するというのであれば、すでに出発準備がたまたま整っているということでここは一つ先ずイランの地震現場に直ちに入り、ここで人命救助を行うことを第一にすると発表したらいかがであろうか。(このことは地震発生直後から感じていたことです、そうしているうちにネットの友人である町田市議会議員吉田つとむさんの掲示板に、このイランへ先ず行くべしという投稿がありちょっとあせっていましたが、正月にこのイラク侵攻の事を書きたかったので今まで延ばしたという経緯がありました)もっとも日本政府にはそんな洒落た決定を大まじめに実行するようなつわ者はいないとだろうが。時間的には地震発生から4日が生存限界といわれているから、兎に角全力でイランに向かい約一ヶ月をイランの災害復興現場で過ごした後に隣国のイラクに入って欲しかったと思うのだが。そしてその間の活動状況をつぶさにマスコミを大々的に使いイラクに対して報道する、こんなことでテロリストたちの矛先も鈍るような気がするのだが甘いだろうか。30日には救援物資を積んだ2機の自衛隊の輸送機がイランの災害現場に飛び立ったという、準備がしていないのにである。

この世の中、それはそれ、これはこれと割り切って考えてしまうような優れた知恵者だけが地球上に生存できる権利が与えられているというのだろうか。

新年にしてはちょっと重い内容になってしまいました、政治不信が沸沸と蔓延している今、地方から少しでも変えてゆきたいという気持ちでいっぱいです。

メールマガジン『野中一二の人は石垣、人は城』 平成16年01月01日・第56号所収


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