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「野中一二」の言いたい放題

2004年3月23日 商売の原点

3月議会も終り、いよいよ新年度に向けて動きが始まっています。

甲府市役所でも部局の統合があり、秘書室が独立、企画部に財政課が、市民部と地域振興部が統合されて市民生活部に、税収を一手に担う財務部が新たに発足、従来の産業振興労政部が産業部にと大きく変っています。教育委員会でも学校規模適正化プロジェクトチームが改めて始動する等、実務に際して重要課題から手をつけるべく変化があります。

3月議会開始直後からスタートしていた私の個人的研究課題の「葡萄の樹液から清涼飲料水を作る」事業は、何とか樹液を手に入れることが出来、目下その成分分析を山梨県工業技術センター等で行って戴いている最中です。これは「産業クラスター」の実例として北海道を視察した折「白樺の樹液」という一つの商売が、この6年間でなんと10億円を越える産業として成長したという事を聞き、白樺の樹液なら葡萄はツル科だからもっと取れるに違いないという単純な発想からでたものです。

特に昨今の葡萄の低落傾向は目を覆うばかりの状態です。一宮町では最盛期に甲州葡萄が2000トンも出荷されていたのに今ではたったの600トンになってしまっているそうです、しかも醸造用の葡萄としての取引値段は年々低落傾向が続き、昨年はついに取引中止まで行ってしまったとか。葡萄農家が一年間丹精こめて作った葡萄を、穴を掘って埋めていた写真が新聞紙上に載ったのは昨年の事でした。

これでいいのか農業日本!!。こんな思いを込めて少しでも役に立てるのならとこの樹液を販売する手立てを講じ様としていますが、今いち問題だらけで前に進まないですね。やっぱり付け焼刃では商売としては難しいのかな。

昨年末から騒がれている甲府市下水道部などの一連の不祥事について若しこれが民間企業だったらどうなのかという意見を数多く聞いたときの事でした。
公務員はその給与の原資を税金という皆さんから戴いたものの内からもらっている、その中にはどうしても民間企業と違い越えられない壁があり、基本的な考え方の中にもその壁が出てきてしまうものなのかなあと感じたのでした。民間企業はその収益の中から給与を戴く、だから売上を立てることは至上命令であり当然利益を追求するものです。其処での公務員的考えはこの利益という言葉に重みが無いのです、そして単年度決算を行っている関係で売上の概念が全く違うという事です。そして回収するという事については、これまた違う感覚を持ってしまいがちです。このあたりを是正して限りなく民間感覚に持ってゆく事は実に難しいのではないか、それがあまり進みすぎると住民に対するサービスという視点がピント外れになってしまう危険さえあります。

其処でよく言われている商売の原点「売った人が喜ぶ、買った人が喜ぶ」という事をもう一度再認識してみよう。こんな事を来年度に向かって考えている野中一二でした。

メールマガジン『野中一二の人は石垣、人は城』 平成16年03月23日・第63号所収

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