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「野中一二」の言いたい放題

2004年5月28日 いよいよ6月議会開催

おかげさまで議員生活も6年目となりました。早いものですが、その間いろいろな事を手がけながら「地方における議員活動の楽しさ」と言う事についてしみじみと感じ入る事が随分ありました。一言で表すと生活に密着していると言う事でしょうか、常に軸足を甲府市に置きながら、様々な出会いがあったなあと振り返ってみました。

社会人として1/4世紀を過ごした時に戴いた名刺の数が約5千枚でしたが、議員生活6年にして1,500枚ほどの名刺を交換させて頂くことが出来ました。名刺の数が問題ではなくその中身が問題だとも思っているのですが、それにしても一枚一枚がいろいろな形をしている事も昨今の経済事情をあらわしているのでしょう。49.5平方cmにかける思いをこれからも大切にしたいと思います。

6月議会の日程は次のとおりです。
6月1日   開会
6月2・3日 議案調査のため休会
6月4日   代表質問
6月7日   一般質問 野中一二はこの日およそ午後3時頃から登壇いたします
6月8日   一般質問
6月9日   常任委員会
6月10日  閉会

今回の質問原稿のホームページへの掲載は、5月31日を予定しています。4項目について質問予定ですが、細部のつめが時間がかかり、後少し修正が必要です。

マスコミ報道の不思議

昨日、テレビのニュースで甲府市立病院のことを取り上げていました。2つの地元テレビ局のそれぞれの報道の中で、甲府市立甲府病院(赤羽賢浩院長)の経営協議会が二十七日発足、市役所で初会合を開いた。会長にはホームセンター「くろがねや」の布能壽秀(ふのう・としひで)会長を選出。企業経営者や公認会計士ら四人で構成する協議会は、民間の視点から累積赤字解消や市の繰出金に依存しない独立採算経営への転換など、病院経営の健全化に向けた方策を検討するとしています。

と此処まではほぼ同一の内容でしたがその後は布能会長のコメントとして「ホテルでいえば高級ビジネスホテルでよかったものを、帝国ホテルを作ってしまったようなもの」と言う発言を流した局と、本年度は8億円の赤字が見込まれると言う数字の根拠を説明するだけで終わってしまった局に分かれていました。ここではどちらがよいのかと言う事はさておいて、報道の責務は行政の正しいチェック機関としての役割があると言う事が忘れられようとしている気がしてなりません。

北朝鮮による拉致被害者家族の報道についても、拉致被害者家族会に対して厳しいバッシングが続いていると言うことを流していますが、その元となったのは実は家族会に対して小泉首相が行った説明会での様子から始まっている事を御忘れでしょうか。これに対して家族会ははっきりと「マスコミは偏った一部しか伝えてくれない」と苦言を呈しています。

かつて小泉フィーバーが起こったとき、参議院議員選挙が行われて私もその応援演説に走り回っていたのですが、ある県議会議員が「小泉さんは政治を御茶の間に持ち込んでくれた」と言ってたたえていました。しかしその裏では本来厳粛に中立心を持って粛々と事実を伝えると言う報道の精神が、全てワイドショー化してしまったような気がしてなりません。どこかで暴力事件が発生すれば、それはあたかも私の家の隣の出来事であったような伝え方をしています。そして実は日本中このような暴力事件でいっぱいなんだと言わんばかりに視聴者に訴えかけてきます、これでは自分の家の前でもいつこのような暴力事件が起きても不思議ではない、クワバラクワバラとなってしまいます。

そして私が一番腹が立つのは「今の御気持ちを聞かせてください、と言って事件の被害者のインターホンにマイクを近づける」、これはいやですね。プライバシーを一番先に主張するマスコミが先頭切ってこれを無視している。

あるドイツのマスコミ記者が日本に来て「北海道で起きた殺人事件が、いろいろな報道を見ていると今私が住んでいるマンションの一室で起きたような錯覚に陥ってしまう」と言っていました。日本では当たり前の「犯人の氏名公表」についても、ドイツでは被害者の名前ももちろん公表しないが、加害者の名前も絶対に公表しない。なぜなら公表する事によってその人の社会への更生復帰の路が遠くなってしまうからだ、このように言い切っていました。

幸いインターネットが普及する中、いろいろな角度から報道の事実を捉える事が出来るようになりつつありますが、まだまだペーパー、テレビで事実として報道を受け取る人のほうが圧倒的に多いようです。昔は社会・政治風刺の瓦版がいろいろと出現し、面白おかしく人々に伝えた事もあったようです。しかし其処には事実を風刺するという実に巧みなセンスがあったのでしょう、今の報道もこのことを忘れて欲しくないものです。

メールマガジン『野中一二の人は石垣、人は城』 平成16年05月28日・第68号所収

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