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「野中一二」の言いたい放題

2004年8月15日 荒川紀行−その2

昨日のメルマガに続き、本日も荒川についてもう少し考えてみたいと思います。昨日発行した内容だと、ちょっと平面からの荒川しか見ていないような気がしていました。そこで今日は「空から見た荒川」と言う部分にスポットを当ててみたいと思います、残念ながら上空から見た荒川と言ってもジェット機の上からしか見た事がありません、そこで高度300〜500メートルの鳥瞰図と言うイメージで見てみたいと思います。

この状態のイメージを見出すのは「帯那山」から見るのが一番良いようです、私のホームページで言うと「林道を走ろう−1 水ヶ森林道」ですね。もしくは千代田湖のほとり片山にある健康の森辺りから甲府盆地を眺めるとある程度想像出来ます。

全体の流れは甲府市の北西部から巻き込むようにして南部に向けて流れています、あたかも「大蛇」のごとくです。そして地図で確認すると甲府市内で最大の公有地がこの河川敷と言う事がすぐにわかるでしょう、つまり荒川の活用次第で甲府市はどうにでもなると言うところでしょうか。

但し荒川は一級河川ということで国管理です、しかし実際の管理については下流笛吹川合流地点から800メートルほどさかのぼった「二川橋」から上流については山梨県が行っており、その代行を甲府市が請け負っている事となっています。河川敷については「公園緑地課」が、堰堤については県が直接となんかややこしいですね。それにしても昨日も書きましたが「構造物は一切いけない」のですが、富士見町沿いの河川敷には子供の遊具が、大里町沿いには鉄棒やブランコがありました。この程度あまりぎすぎすしないで大目に見ましょう、所詮公共財産はすべての国民のものですから。

この荒川ですが、この流れの源流は「金峰山」にあります。そしてそこから下流、笛吹川に合流するまでが「荒川」なのですが、この間で水を使っているのは「甲府市水道局」ただ一つ、そしてこの荒川の水が甲府市民の「日本一おいしい水道水」となっているのです。

笛吹川と合流した後も、この金峰山から流れ出た水は水源として使われる事なく太平洋に注いでいるわけです。もちろん甲府市の都市計画区域においては99パーセントが公共下水完備ですから、その最終処理場から放流された水も笛吹川に流れている事を考えると、もっとこの荒川に対して甲府市民は愛着心を持っても良いのではないでしょうか。この荒川からは随所でセギを作り、農業用水として水を引いている場所があります。

荒川

私の一番好きな右カーブの場所にも「三つ水門」と言うセギがあり、以前は水田地帯が広がっていた下流に多くの水を供給していました。今でも現役なのですが、その役割についてはずいぶんと減ってきています。川にある水門の多くが、この様なセギへの流出口となっているのに気がつく事でしょう。

ここで川の中にある「可動セギ」ですが、大雨などで水量が増えた場合に、自動的にその水門が倒れて流れを円滑にすると言う動きを持っています。これが無かったら水はそこで押されて両側の堤防にぶつかり、決壊しやすくなってしまいます、そこで油圧シリンダーで稼動する事で調整しているのですが、この油圧シリンダーがとっても高くて(特注のため)一門2,000万円ぐらいかかってしまいます。そんな事も考えると余計な力が加わらないほうが水門も長持ちしますから、川にゴミを流さないようにするなんて事も大切に思えてきませんか。

ちなみに堤防に設置してある回転式のセギの止め板部分を手回しでなく自動で行うようにしたら、なんと600万円もかかります。近所の方が手回しで調節してくれているのですが大変な労働です、そんな事にも感謝したいですね。

この荒川の周辺では甲府市からあふれ出たように都市圏が広がっています。その変遷を山梨県のホームページにある都市のDID比較を見てみると、甲府市が拡大して周辺町村が膨らんでゆく様が良くわかります。荒川を通して市町村合併も良くわかる、そんな気持ちにさせてくれる「荒川」でした。

昨日の記事と、今日の記事。そして13日の写真。甲府市の1/2500と言う大きな地図。これだけ用意して地図から荒川の河川部分と一部その周辺を切り取り、13日の写真を貼り付けて見ました。これは結構な大仕事でしたね、なんと言っても写真60枚近くありましたから。それでもこれをつなげて眺めていると、やっぱりこの河川敷を壮大なお花畑に変えてみたいと言う気持ちがふつふつと湧いてきました。それにしてもこの「大蛇」は悠々としています。

メールマガジン『野中一二の人は石垣、人は城』 平成16年08月15日・第79号所収

DIDは、“人口集中地区”(Densely Inhabited District)の略です。
都市的な部分の人口や面積を示したい場合に、このDIDを用いることで可能になります。人口集中地区というのは総務省統計局では次のように定義しています。
1、市区町村の境界内において人口密度の高い(約4,000人/平方キロ以上の)国勢調査区が集合している地域
2、人口5,000人以上を数える地域
上の1と2をどちらも満たしている市街地がDIDとなります。このDID人口と面積は、5年に一度行われている国勢調査で得られた結果を用いて算出しています。推計することは困難で、毎年発表されているものではありません。

山梨総合研究所ホームページに山梨県のデータがアップロードされています。「人口世帯関係【市町村統計】」の部分にある「人口集中地区(DID)人口」(エクセルファイル)です。

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