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「野中一二」の言いたい放題

2004年9月26日 アートフェスタ貢川に見る街づくり

昨日オープニングを迎えた「アートフェスタ貢川-くがわ-」が今年で3回目となりました。昨年以上の盛り上がりを見せているようですが、その内容についてはとても盛り沢山すぎてちょっと記載というわけには行きません、一部ですがご紹介いたします。

なんと地元の貢川地区第25回文化祭も10月17日に貢川小学校体育館で開催となっています。

これから10月の24日まで続くこのイベントはNPOの方々が中心になって行っているもので、いよいよ第3回目となると地元の方々の気合も違うようです。ここにある「クリスタルミュージアム」を経営なさっている「丹沢良治」社長とその仲間たちのこの仕掛け、ホームページはこちらです。

「アートフェスタ貢川」のオープニング

毎年次第に増えてゆく新しい企画がとっても新鮮です。そしてなんと言ってもこの祭りの大イベントが「葦のランプ」です、いわゆる川原に生えている葦を取ってきて束ねて立ててその中に電球をともす、これが独特の雰囲気をかもし出します。

この様にして続いてゆくアートフェスタですが、来年は甲府の中心市街地で「さくら座」をオープンする予定の丹沢社長、当然そこでも仕掛けを考えているようです。

この貢川地区の方も最初は「NPO」さえ知らなかったそうですが、今はいっしょにやろうと言う方が増えてきて、自然に輪が出来てしまうとの事。この辺りに街づくりの原点が有る気がいたします。この地区は美術館があり、文学館があり、何もしないでいても文化的な街と言われてきたところですが実際には文化不毛の地だったのかもしれません。つまり「自らの手で作り上げた美術館ではなく文学館ではなかった」のです、しかもそれらは施設の中に入って感じるもので一旦外に出てしまうと何も無い普通の街道筋の町となっていたのではないでしょうか。

たとえば市街地活性化にも同じことが言えるのですが、点は一つではただの点でしかありえません、しかしその数がある一定以上になりエリアとして捉えられるようになるとそこで「回遊」という行動が生れてきます。

現在の甲府市内にもこの様な施設や場所は結構あるのですが、まだ回遊すると言うところまでは行かないようです。それらをもう少し発掘する事、そしてその点と点を結ぶ「線」をつける事が次の段階で大切になってくるのでしょう。

これらのことはとても一人では出来ません、多くの方々の力を結集して、しかも持続させてゆく事がとっても大切になるのです。この丹沢社長のような方がきっと昔の甲府にはたくさんいたのでしょう、そして競って「幕絵」(元禄のころ甲府では店の軒先に掲げた大きな幕に、有名な浮世絵師に絵を書かせて飾り立てた)を書かせたり、芝居小屋に投資(給金直しと言って、やはり元禄のころ甲府で歌舞伎役者が興行に成功すると江戸に帰って給金が上がったといわれている)したりして、市民に娯楽を与えて活性化したのでしょうね。だから甲府の事を昔は「小江戸」と呼ばれて、100万都市江戸の奥座敷として栄える事が出来たのでしょう。

実行委員会の皆さん、これからも甲府の文化をご贔屓にお願いいたします。

メールマガジン『野中一二の人は石垣、人は城』 平成16年09月26日・第82号所収

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