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「野中一二」の言いたい放題

2004年10月4日 甲府市役所の完全?禁煙

10月1日から甲府市役所ではすべての市の施設で禁煙を実施しています。議員の控え室だからと言って例外では有りません、但し地下1階の外階段部分と職員駐輪場の一角だけはこれを認めています。実質的にはここは外ですね、だから建物の内部と言う事ではないから今回の全面禁煙の対象外と言う事のようです。

早速今日は駐輪場の角にある一角を見てきました、いわゆる庁舎の中ほどに有る吹きさらしの一角で、冬は寒そうです。市役所の職員厚生課としては「非喫煙者に煙が届かないようにするのと同時に、喫煙所を不便なところに設置することで、たばこをやめさせる狙い」としています。そして課の調査によると、現在職員の4割強が喫煙しているとみられ、職員に禁煙を勧めようと、有識者を招いて禁煙講習会を開いたり、庁内のパソコンで禁煙法や励ましのメールを、1週間や1カ月など節目ごとに回覧したりしているとのこと。
私は自分のホームページの掲示板に次のように書き込みました。

もしかすると市役所職員の中には未成年者がいるのだろうか。
吸うか、吸わないかは個人のプライバシーではなかろうか。
もちろんマナーは守る事は当然だが。
有識者を招いて禁煙講習会を開いたり、庁内のパソコンで禁煙法や励ましのメールを、1週間や1カ月など節目ごとに回覧したりしているそうですが、ここまで必要なんでしょうか(これについては、つまり成人であり、ましてや社会人として自己責任がある中でこの様な指導が日常必要なのかと言う意味で)

このことを書いたすぐ後から掲示板ではなくメールで賛同の意思表示を数名の方から戴きました。

地下入り口
地下入り口の喫煙場所

実証すべく今日月曜日に庁舎に出向き、早速その地下の一角(新聞では一室となっていたが、天井の無い一角)に行くと2名の職員が一服中でした。
「ここしか吸えないから」といって仕方ない様子で打ち合わせしながらの一服、あいにく空からは雨のしずくが落ちていて、ちょっと寂しすぎますね。しかもここは地下室の唯一外に向かって開いている場所、と言う事は室内で換気扇で空気を引っ張ると自然にここからの「伏流煙」は建物内部に流れ込みます、同時にもし灰皿がちゃんと消していないタバコで燻ったらと考えるとこの場所が適切なのでしょうか。

次に庁舎の間に位置する駐輪場ですが、ここではすでに先客が一名、話によると結構繁盛している場所らしいと言う事で反対側の建物からしばらく見学する事としました。約30分間なんとおよそ1分に一人、10時55分から11時23分の間で24名の方がこの場所を利用して紫煙をくゆらせ、そそくさと仕事場に戻ってゆきました。その一人あたりの所要時間およそ3分、まあ職員厚生課の作戦大成功と言ったところでしょうか、しかしこの場所は波板鉄板の屋根、回りは単なる囲いが越し辺りまで、夏は暑く冬はおそらく風が巻く場所でしょう。

職員駐輪場の一角
職員駐輪場の一角の喫煙場所

心配事その1

この文章をメルマガで配信し、その上「言いたい放題」で私のホームページに掲載すると市役所の人事課の方々は「その3分、そして移動の2分は職務中である。よって休憩時間以外の喫煙は職務規律に反する事となるので禁止すべし」となるのでしょうか。ならば女子職員による「お茶サ−ビス」(かつてのように全課員に指定された湯のみで配るような事は厳しく通達してあるのでもうやっていないそうです。その代わりコーヒーメーカーを置いて、飲みたい人は自主的に飲んでいる姿は今でも見られますが、そこで使っている紙コップは使い捨ての資源浪費型のもの、じゃ何度も使えるコップにすると誰が洗っておくのかと言う事になってしまう。ああ難しい)として朝用意しているコーヒーのセットの時間は職務中なのですね。

心配事その2

置いてある灰皿はスタンド型の物がそれぞれ2台しか有りません、当然その煙は隣の建物に流れてゆくのですが、そこには「福祉総務課、介護保険課、高齢者福祉課、障害福祉課と、反対側に子育て支援課、生活福祉課」があります。受動喫煙大丈夫ですか?。

心配事その3

『嫌いな人間からすると、タバコあの臭いは堪らなく嫌なものです。中には、アレルギーを持っている人もいます。呼吸器が弱い人間には(私がそうですが)、体調が落ちていると鼻にタバコの臭いが入っただけでもセキやくしゃみが止まらなくなることも有ります。花粉症のときは明らかに悪化します。炎症を起こしている呼吸器は想像以上に敏感です。』と言う方々もいらっしゃいます(小生の掲示板に投稿いただいたものを引用させていただきました)、それなのに発生する煙はそのまま風任せと言う今の場所で本当によいのかどうか。

パソコンを45分間使ったら、最低10分間は目を休めると言う事はいまや常識です。そのときに一番リラックスできるのが「タバコを吸う事」だとして一服つけてもこれをとがめる事は出来ません。もちろんコーヒーを飲んだり、歩き回ったり、背伸びをしたりする事もこの行為と同じでしょう。但し組織内ですから大きな声を出したり、他の方に迷惑にならないようにするのは当然の事です。その様な中で最低の条件を満たしつつ、そこでアピールし、保護されるべきが個人のプライバシーと、基本的人権です。これらについてもう一度この紫煙を通して遠くを見てみましょう。

参考までに「タバコによる化学物質過敏症」をちょっとだけ調べてみました

化学物質過敏症とは、中毒よりもはるかに微量の化学物質でも長期間にわたって吸い込んだり、一度に大量に浴びることで症状が出てくる状態で、一度発症すると、極めて微量な化学物質に接触しただけで症状が出るようになってしまい、症状は個人個人によって違い、特異的な症状というのはないようです。

タバコによる化学物質過敏症とはタバコに含まれる成分に対して、体が化学物質過敏症の症状を起こしてしまう病気です。主にニコチンに対して症状を引き起こしてしまう場合の方はニコチンは肌からも吸収されるため、タバコに触るだけでも発疹等の症状が出てしまいます。知名度が低いためタバコ嫌いと間違われやすく、煙草が嫌いだから過敏に反応しているだけではないのか、精神的なものではないのか、たかが煙で大げさな、という認識をされがちです。「花粉症」とまったく同じと扱われがちの様ですが、こちらは場合によっては死に至る危険を伴っています。アレルギーとよく似ていますが別物で、症状の原因となる化学物質がアレルギーよりもはるかに広範囲にわたり、なおかつはるかに低いレベルの濃度で症状を引き起こすのが、化学物質過敏症という事です。

ここまで調べただけで私の「ハウスダスト類アレルギー」とは比較にならないようです、こんな方もすぐ近くにいらっしゃいます、「思いやり」の心の中に新しいジャンルを一つ加えましょう。

メールマガジン『野中一二の人は石垣、人は城』 平成16年10月04日・第83号所収

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