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「野中一二」の言いたい放題

2005年1月25日 世界資源としての「水素」

本日の日本経済新聞一面記事に「資源」というタイトルで記事がありました。ここまで3回の連載ですが、アジアの国々やインドと言った新しい産業国家が誕生し、世界で資源を求めた争いがおこりそうな予感です。資源と言っても石油、石炭、天然ガスだけではなく、鉄鉱石などもこのうねりの中でそれぞれの覇権を争う事になるのでしょう。

この記事の最後に「水素も覇権争い」という括りで「石油メジャー」による燃料電池自動車向けの水素スタンドの設置や、自然エネルギーで起こした電力を使って水を電気分解し水素を手に入れるという、自らのメイン商品である化石燃料依存からの脱却を図ろうとしていると説明しています。実際わが国は化石燃料資源を殆ど持たず、過去においてどのくらいつらい目に会ってきたのでしょうか。

第二次世界大戦の遠因とも言われているABCD包囲網も、屑鉄が絡んだ資源戦争に日本が関わったということでしょう。二度にわたるオイルショックについても同様、資源戦争によるわが国へのダメージと言えるのです。これらの事を忘れていないと言うなら、これからわが国が取るべき資源に対する考え方はおのずと明らかになってきます。

それにしても日本経済新聞の、しかも一面記事の特集と同じ事を新年から皆様に伝えてくる事が出来ました。但し私の考える水素と言うのは「自前で調達できる」という原則を追求した結果ですから、このような世界的な動きとはちょっと違っているのかもしれません。しかし、地方で動き出す事が実は世界的なうねりの中での出来事と同一だったと言う事は、「これからの時代は地方発世界行き」ということなのでしょうか。益々ファイトが沸いてくるような新聞の特集でした。

この他にも水素に関する話をいくつか今年になって聞いています。一つ一つは小さいものですが最後はそれらによって時代が大きく変ってゆく、そんなどきどきするような話が耳に入ってきています。これも100年で考える都市計画に取り上げた「水素の時代」という括りに興味を持った方々からの貴重なお話として、それらのきっかけを大切に育ててゆきたいと考えています。但し、これらの話から「野中は化学式がわかる」といわれてしまうのには少々閉口です。こんな事になるのだったらもっと学生時代勉強しておけばよかった、「賢者は読書で悟り、愚者は経験で知る」という例えの通りになっていますね。

メールマガジン『野中一二の人は石垣、人は城』 平成17年01月25日・第92号所収


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