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「野中一二」の言いたい放題

2005年2月21日 「平均寿命と健康寿命」 長寿を考える

2月20日『六輔の痛快ご長寿紀行』という番組がテレビで放送されました。これは地元YBS制作の番組で、とっても興味深い内容でした。簡単な内容紹介ですが、永六輔さんが健康寿命日本一となった山梨、平均寿命が急落した沖縄県、平均寿命がトップになった長野県などに足を運び、長寿の理由を探った番組でした。

私も今年の正月最初のメルマガで「超高齢社会がやって来る」と言うタイトルで、皆様に簡単なご紹介をしていましたからお分かりのことと思います。この番組ではいわゆる高齢化してゆく社会の中で、何がその根幹にあるのかと言う部分について探っていました。それによりますと、山梨と沖縄では共通したものがあるのだそうです。これを山梨で言うとほうとう、無尽、かせぎ者ということになるとしていました。

つまり「ほうとう」は、野菜たっぷりの粗食をあらわし、「無尽(むじん、いわゆる頼母子講で、毎月集まり一定の掛け金を拠出し、必要な人が交代で受け取る)」は助け合いの相互扶助精神を、そして土地が貧しいゆえの働きつづけ無いと食べてゆけなかった「かせぎもん」の三要素として括っており、これが沖縄では「ほうとう」は朝食でも20種類もの地元の食材を使った「粗食」になり、「無尽」は「摸合(もあい、と読む)」と言う呼び方でほぼ同様の相互扶助の会合となり、「かせぎもん」はやはり沖縄でも高齢化しても仕事をしている方々を指しているという共通なものだとしていました。

では長野県については何がこの高齢化を作り上げたのかと言う説明で、佐久総合病院から始まった地域医療という考えを元に、「医師が努力して作り上げた」と言う事だそうです。

番組の中では永六輔さんが随所で示唆に満ちた話を残していたのが印象的でした。
そうした中で、長寿の秘訣と題して

を挙げていました。

つまり目標を持つ事、これは今の若い人にも共通でしょう。そして何かを伝えてゆかなければ人類は滅びてしまう、そこで常に何かを伝えつづけるメッセージを発信してほしいと語ってた事が印象深かったですね。

結局老いるって事は自然な事なのです、だからこれに逆らってもどうにもならない。

昔は不老不死の薬を手に入れるために、世界中を旅して回ったなんていう話がありました。錬金術と言って、何とか金の合成方法を考えようと生涯を賭けた人もいました。しかし摂理と言うものには誰も逆らう事が出来ない、だからこれをありがたく受け入れ、そのときに自分が出来る最大限の努力をすると言う事が当たり前だし必要な事なのでしょう。生命を維持するための食べ物の摂取、周囲との関わり、そして自身の努力、この言葉に置き換えても良いのではないでしょうか。

この様に考えてゆくと「老いる」と言う事も実はすばらしい事なのではないのでしょうか。この番組、そんな意味でもちょっと考えさせられる事がさらりと表現されていて、面白い番組でした。

最後に、平均寿命とは、人間が0歳で生れてから死ぬまでの平均期間を表すそうです。そして今回山梨県が日本一になった健康寿命とは、人間が自立して生きてゆける年齢を表すものだそうです。

メールマガジン『野中一二の人は石垣、人は城』 平成17年02月21日・第95号所収


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