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「野中一二」の言いたい放題

2005年12月11日 J2ヴァンフォーレ甲府が勝った

Jリーグ入れ替え戦第2戦で(10日・日立柏サッカー場)J2今期3位の甲府が6−2でJ1今期16位の柏レイソルに圧勝し、2連勝で初のJ1昇格を決めてしまった。ヴァンフォーレ甲府はブラジル人FWバレーが、J1、J2ともに過去に例がない1試合6得点と大活躍のすえ、第1戦と第2戦合計で8−3と柏を圧倒したのだ。

過去には1999年から3年連続でJ2最下位に低迷、経営危機の中で地元自治体も山梨県、甲府市、そして韮崎市と合わせて支援を続け、サポーター達は応援を続けた。年間6億円と低予算の中で勝ち取った昇格に、ほとんどの山梨県民は「為せば成る」「資金がなくてもJ1で活躍するチームになってほしい」と願っているに違いない。

その入れ替え戦第一試合は、甲府市の県営小瀬競技場で開催された。後半になって雨脚も強まり、残すところロスタイムの4分間、しかしヴァンフォーレ甲府は一点リードしているが守りに入る姿は全く見えずに果敢にゴールを狙ってゆく。こんなすばらしい場面で突然の停電である、一体何が起きたのかとざわめくサポーター、選手はグラウンドでウォームアップしながら待機。しかし一旦選手は控え室に入り、体が冷えないようにアップを続けていたのだ。そして再開は35分後、柏の選手が張り詰めた緊張が解けてしまったのか気の毒であった。結果は2−1で甲府の勝利となったのである。

このことが翌日朝のテレビでコメントされていた。テレビ局Aは「まるで北朝鮮ですね」と、あたかもこんな球場でJ1サッカーをやるなと言わんばかりに簡単に言ってのけていた、テレビ局Tは「あの10人で守るシーンは感動しました、年間予算が6億円のチームが、30億円のチームに勝ったと言う事はすばらしいですね」と言う非常に好意的なコメント。一体この差はなんなのだろう、たまたま私はチャンネルを回していたのだが、チャンネルを回さずにこのそれぞれの局を見ていた方は、その後のヴァンフォーレ甲府に対して抱く気持ちは全く違うものになるだろう。

勿論山梨県と言う自治体や甲府市という都市に対しても、そのイメージは全く違うものになったに違いない。少なくともマスコミと言うものは、コメンテイターの発言一つでどの様にでも事実の見方を変えてしまうことが出来る。このことに対してもっと過敏になってほしいものである。

ヴァンフォーレ甲府のJ1昇格による試合開催の経済効果試合運営費、観客消費など年13億6,100万円 と言う調査結果も出ているが、それ以上に精神的プラスは計り知れないものがあるだろう。「 VF甲府、J1昇格による試合開催の経済効果」 (山梨総合研究所ホームページの記事)をご参照ください。

とにかく今回はヴァンフォーレ甲府良かったね。

メールマガジン『野中一二の人は石垣、人は城』 平成17年12月11日・第122号所収

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