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「野中一二」の言いたい放題

2006年1月31日 市町村合併を考える

またまた難問が出てきている「広域」と言う考え

さて、いよいよ2月20日に玉穂町、田富町、豊富村の2町1村が合併し、「中央市」が誕生する事となりました。しかしその内の玉穂町はその町の命の水を甲府市水道局に依存しているのです。「甲府市水道事業給水条例 」 平成09年12月24日 条例第67号によると、その給水区域に関して 「甲府市水道事業の設置等に関する条例」第2条第2項に明確にうたってあります。

 2 給水区域は、甲府市(塔岩町、竹日向町、高成町、川窪町、御岳町、高町、緒狩町、草鹿沢町、黒平町を除く。)、甲斐市(長塚、大下条、中下条、島上条、天狗沢、大久保、境、牛句に限る。)、昭和町及び玉穂町の区域内とする。(昭46条例39・昭46条例51・昭60条例3・平16条例29・改)
 3 給水人口は、26万9,100人とする。(昭46条例51・昭49条例52・昭60条例3・平元条例31・改)
 4 1日最大給水量は、16万5,000立方メートルとする。(昭46条例51・昭49条例52・昭60条例3・改)

同時にここで気づくのは、その給水人口は3項にうたってある通りで、給水量の最大値もこのように決定しているのです。この中において例えば人口が急速に増加して給水量がこの上限を突破するような事態になったら。この増加した部分が甲府市ではなく、甲斐市(旧敷島町を意味する)、昭和町、玉穂町(中央市の旧玉穂町を意味する)であったらどうなるのでしょうか。実際はすでに山梨県の総人口においては自然減少の方向に向かっていますから、この地区だけが増加するとは考えにくいものがあります。

このような背景の中で、去る12月甲府市定例会議では、自治体の廃置分合に対しての事だけが議決されています。つまり、ここでの中央市(旧玉穂町)に対する水道水供給義務については、甲府市水道局はあくまで従前の区域に対してのみその供給範囲とすると言う事です。しかし、その根拠となるべき甲府市及び玉穂町の合意については現在(平成18年1月31日)に至るも何も得られていないのが現状です。大きな社会的問題に発展した旧敷島町(現在は甲斐市の一部となっている)においても、最終的には甲府市(甲府市水道局)との給水協定が締結されているのです。この現実を明確に知らされずに合併に踏み切る町民は、本来は猛烈な不安感で一杯のはずですが、玉穂町側からは何も言ってこないと言う不思議があります。この様な事こそ明確に文章上で締結されるべき事柄だと考えます。

合併協議会の文章では、これらの事について自分の町村だけの問題として解決できると言う風に書いてあります。他方で他の自治体をも巻き込んでいると言う感じは微塵も感じる事が出来ない、この様な狭視眼的考えだから、広域事務組合等と言う理想論上の合併が推進出来ないのでしょう。実に残念な貧困な発想です。少なくとも我が甲府市は、この様な事が無い様事前の準備は怠り無く今回の合併を進捗させてゆきたいものです。

最終的には山梨県は3〜5市で充分なのでしょうね

メールマガジン『野中一二の人は石垣、人は城』 平成18年01月31日・第127号所収

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