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「野中一二」の言いたい放題

2006年4月19日 いよいよ木工事が始まった

歴史公園
覆いがかかった工事現場

前回2006年2月15日号で『整備は進む「歴史公園」』としてご案内させていただいた甲府駅北口の歴史公園整備事業は、3月末で石積み工事はほぼ終了してその城壁の威容を見せてくれています。そして今月からはいよいよ木工事が始まり、先ず山の手門が組み立てられています(旧来の手法を使った工事ですから、まさに組み立てです)。今月はじめには雨よけの覆いがかかる前の様子がちらりと見えていたのですが、天候不順ですし、せっかくの門が雨に当たったら大変と言う事で急いで覆いをかけたそうです。その中の様子を少しばかり皆様に見ていただこうと思い、無理を言って覗いてきました。

歴史公園
手前のほうは板が葺かれています

「この場所に山の手門が立ちます」と言うコメントで紹介した前回の写真の部分に、http://www.nonaka12.com/mes/ ここから2月15日の記事を御覧下さい。)山の手門の枠が組みあがっていました。ちょうど工事は屋根を葺いているところでしたが、木組みの屋根の基板の上に、小さい板をびっしりと貼り付けていましたね。

何でもその上に瓦が乗るんだとか、直接枠の上ではなく、昔からこのように小さい板を並べた上で無いと瓦が上手に固定できないんだそうで、ちょっと気の遠くなるような作業ですがもくもくと並べて打ち付けていました。

そうですねえおよそ20センチメートル程度の板でしょうか、しかもその重なりが一定でないといけないんだとか。すでに瓦は到着していて、早くしてよとせがんでいるような感じでした。

歴史公園
山手門この上に土が塗られ漆喰で覆われる

壁や軒には今から土が塗られ、そして漆喰の仕上げにかかるところだそうです。先ずは木の枠組にわら縄が巻かれ、それからおそらく竹組みが施され、その上に次第に土が塗られてゆくと言った段取りになるのでしょうか。現場の近くには土の養生場所も出来上がっていて、いよいよ大変な作業が続くんだと言う感じです。また、すでに組みあがった柱材の部分には傷などがつかないように覆いが施され、最後の瞬間までじっと待っているのでしょうか、なにかデーンと構えている雰囲気でした。

最近の報道では、甲府城址の石垣にいたずら書きをする人が増えているとの事です。

すでに100ヶ所にも及ぶいたずら書きや傷跡があり、関係者も頭が痛いといっていました。多分若者どもでしょうか、これって今の事しか考えていませんね。自分達の子供や孫達が大人になったときに、立派な物を残して見せてあげたいと言う気持ちは無いのでしょうか、実に嘆かわしい事です。甲府城址は石垣だけだったようですが、この山の手門は木組みの建物ですからこのようないたずらがされればほんとに修復は難しくなります。このあたりのことは基本的には教育なのでしょう、しかも学校のではなく家庭の教育なのでしょうか、ともかくそれらの対策をも当初から考えておくなんて言うのは実に嘆かわしいです。

甲府城石垣は文化財です
甲府城石垣は文化財です

山の手門の次は、大物山手渡櫓門の工事となります。ここでは石垣にぴったりと沿って柱が立てられますので、その石垣の断面を図面で型紙を起こして凹凸を図り、柱を加工して持ってくるのだそうです。そのあたりの工事が始まりましたら、またお知らせしたいと考えています。

勿論内部工事の様子等についての見学会も開催していただけるよう御願いしてきます。来年のNHK大河ドラマ「風林火山」にできるだけあわせる事ができるよう、工事のほうも急ピッチで進めるという事です、楽しみが続きますね。

メールマガジン『野中一二の人は石垣、人は城』 平成18年04月19日・第138号所収

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