活動 | 議会 | 街づくり | 環境 | 言いたい放題 | プロフィール | ホーム | 戻る

「野中一二」の言いたい放題

2006年6月15日 市長と共に現場の視察

歴史公園
市長も視察

前回は4月19日付けで「いよいよ木工事が始まった」として、山手門の工事現場を紹介させていただきました。あれからほぼ2ヶ月、いよいよ大物の登場と言う事で、6月13日、議会最終日でしたが午前中に見学会を催して頂きました。

当日は宮島市長、首藤助役さんも一緒に見学し、「百聞は一見にしかず」と言う市長の驚きの言葉も出て、和やか且つ一同驚愕のうちに終わる事が出来ました。

なんと言っても圧巻は樹齢およそ1500年という長さ14メートルもある2本のヒバの梁でした。一週間前に愛知県の材木問屋さんから運ばれてきて、およそ1週間で組み上げてしまうと言うのも驚きでしたが、この木が届いたときにはまわりにいた方々はびっくりして見ていたそうです。

歴史公園
骨組み模型

この梁は山手渡櫓門に使われるもので、「いいたい放題」2005年6月23日号の中にある写真(甲府駅北口地区整備イメージ図)でお分かりと思いますが、かぎ型になっている門全体の中でも一際威容を示す二層の門に使われるもので、残念ながら国内産ではこの太さと長さの木材が手に入らないという事で、カナダ産となってしまったとの事でした。

この工事を担当して戴いている棟梁は、有名な薬師寺修復の副棟梁として活躍した方で、土岐市史跡元屋敷陶器窯跡や、掛川城、佐渡奉行所物見櫓と言った文化財の復元に携わっていたと聞いています。

歴史公園
石垣にへばりつく柱

最初の一本目の柱を立てるとき、なんと竹を薄く削ったゲージで基礎石と柱の隙間を計りながら、垂直と水平を出していました。竹の皮一つで1ミリ以下の誤差で立ててしまうのですから、まさにこれが日本の伝統技術だと感心する事しきりです。

余談ですが、この棟梁のいる会社は、そもそも足助町で材木問屋さんたちが出資して作った行政主導の会社だったようです。しかしあまりにも利益が出すぎてしまい、結局それらの問屋さんたちが共同で出資すると言う形の民間会社として現在経営なさっているとの事。ここには3セクのあり方の一つが示されているようです。

当日は、山手渡櫓門の組み上げ模型も見せていただき、現場を担当者からしっかりと説明を受けつつ一回りする事が出来ました。石垣の上に上ると心はもう江戸時代、残念ながら曇り空で富士山は見えませんでしたが、甲府城祉の稲荷櫓越しに見る富士はすばらしそうです。もちろん中央線線路越しに見る甲斐駒ヶ岳もですが、こちらはちょっと跨線橋が邪魔になりそうですね。それにしても完成したら、いかにしてこの公園と甲府を売り出すか、そんな準備をそろそろ始めないといけません。

「市民の方々にもこの現場を見て頂こう」と言う市長の発言もあり、2度目となる見学会も開いていただけそうですよ。

歴史公園
樹齢1500年の梁に挨拶する市長

メールマガジン『野中一二の人は石垣、人は城』 平成18年06月15日・第143号所収

歴史公園
甲府市歴史公園(山手渡櫓門、山手門)整備イメージ図

[言いたい放題] [ホームページ] [戻る]
Copyright(C)2006 by NONAKA Ichini