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「野中一二」の言いたい放題

2006年7月21日 議会での議決は非常に重い

今日のニュースで、談合事件に絡んで住民が元町長を相手取って起こした損害賠償訴訟の控訴審判決が東京高裁であった。

裁判長は、町が持つ損害賠償請求権は消滅しているとして、住民の請求を棄却する判決を言い渡した。これは、森川百規元町長が業者に予定価格を漏らして公共工事の価格が不当につり上げられ町に損害を与えたとして、住民が元町長に約2億8千万円の返還を求めた裁判。

一審は05年、元町長の損害を認め、約1億4千万円の支払いを命じたのだが、旧玉穂町議会が合併直前の今年二月、「社会的制裁を受けた」として町が持つ森川元町長への請求権を放棄すると言う議決を行ったと言うものである。

しかし、20日の東京高裁での控訴審は、逆に住民の請求を棄却。請求権の放棄は地方自治法で議会の議決事項であり、玉穂町議会は住民1147人から議長あてに上申書が出され議会でも賛成多数で可決していることから、玉穂町議会の議決は地方自治法に基づいた正当な権限で有効。「損害賠償請求権は議決により消滅した」とした。

また権利放棄の議決については議会に裁量権の逸脱や乱用があれば違法だが、町民1147人の上申書を受けた議決で、「議会の権限に背いているとはいえない」として、「議会の判断として最大限に尊重されるべきだ」との見解を示したと伝えている。

全国ではこの事例を含めて3例目になると言う事だ。
だから議員や首長を選ぶ選挙では、いかに投票行為が重要な事であるかを選挙民は考える必要がある。そして被選挙民は住民に選ばれたと言う事が、いかに重要かを知る良い機会だと言えよう。

なんと言っても、議会の議決が判決を覆すことができるのだから。

Blogでも公開中 http://d.hatena.ne.jp/nonaka12/

メールマガジン『野中一二の人は石垣、人は城』 平成18年07月21日・第147号所収

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