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「野中一二」の言いたい放題

2006年10月19日 中学2年生の自殺報道

いじめが原因の自殺と言う痛ましいニュースが飛び込んできて数日がたった。

その後も殆ど毎日のように流される報道は、殆どが「教師が悪い」、「学校や教育委員会が悪い」と言った内容である。これが全てであろうか、当然教師の取った行動や、本来もっとアカデミックで解放された公の場と言う学校教育のあり方について、非難すべき部分といたらなかった部分については十二分に反省すべきであるし非難されるべきだが、それだけかと言うといささか疑問に思いたい。本来の学校教育における役割と言うものの議論がここで話されていない気がするからだ。

学校と言う場で一体どこまでその責任を負うのだろうか、例えばしつけに対しても昨今は学校が悪いと言った話が出てしまう。何か生活全てにおいて「親の義務」と言う大切な言葉が失われてしまっているようで情けない、こんなことを言い始めると私に対する非難もあろうかと思うがあえて言いたい。

例えば学校内で起こったことについてはその場を預かる学校に非難があってもしかるべきだ、しかし一旦学校から外へ出て起こした事に対しても、学校が悪いと言えるのだろうか。それならば寝食をともにするしかなくなってしまい、教員のなりては激減してしまうだろう。始まりは家庭にあり、そして学校と言う集団の場での訓練と試練があり、そして社会人へと巣立ってゆく、こんな流れはどこへいってしまったのだろうか。

話がずい分それてしまったが、この自殺した子供は「親をかばった」結果として自殺というもっとも親が悲しむ事態に到達してしまった、本当に親は何も知らなかったのだろうか。生み育てた親であるならば、少なくとも自分の子供が今どのような状態にあるのかを知っておく必要があるのは当然である。その事を放棄してしまったら一番かわいそうなのは子供ではないか。

虐待についても同じような事が言われている。「お母さんごめんなさい」と言って泣き謝る子供にさらに仕打ちを加え続ける、なんと痛ましい事なのか想像を絶する。そして結果として落命してしまう子供は、最後まで親を恨んではいないという事実を何度も耳にすると、この国の将来に対して愕然としてしまうのだが。

少なくとも、今回の事件をきっかけにいろいろな立場の方々は、十分わが道について考えることが必要ではないのか。ワイドショー化したマスコミの一方的な情報を信じるだけでなく、洪水のように流れてくる数々の情報を選択しつつである。

メールマガジン『野中一二の人は石垣、人は城』 平成18年10月19日・第153号所収

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