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「野中一二」の言いたい放題

2007年2月16日 これも議員の仕事

と言う事で地元から要望が出ていた「生活関連道路」の脇にある石垣の大きな石を取り除く作業を、ボランティアでやっていただきました。

これも議員の仕事
この石が危ない

とは言ってもおそらく7〜800キロはあると思われる石ですから、住民だけでは取り除く事が出来ない。そこで市役所の道路河川維持課に相談したところ、この生活道路は地図には記載されていない道路だったのです。赤道(旧公図上に存在する細い道路、別名馬入れとも言う)、青道(旧公図上では水路だったが、現在では水が流れていない道筋)であればまた話は変ってくるのですが、ここは単なる境界線としてしか記載がされていない通路だったのです。

しかも道幅は広いところでも1メートル強、と言う条件では行政が手をつけることは不可能な場所です。このような場所にあっては通常所有者が崩落防止などの措置を講ずるのが常識ですが、この通路の所有者はどうやらお寺、そして石垣は隣接する神社だったのです。一般的にはこれでお手上げですが、その神社が数年前に火災を起こしていて至って財源が不足していると言う最悪条件。それでもこの通路は山手の方々が結構便利に通行しているとあっては、崩落災害に巻き込まれる前に何らかの手を打たねばならないと言う事でした。

こうなったら所有者の神社に掛け合って、それなりの業者に除去していただくしか方法はありませんが、この状態。そこで私の友人に相談したところすぐに現場を見に来て頂く事が出来ました。そして代金は「奉納でいいよ」と言うありがたいお言葉・・感謝でしたね。実は彼が小さい頃、おばあさんの家がすぐ近くにあり、この神社の境内を走り回った思い出があったと言う事なのだそうです。ありがたいですね、友人と言うのは。そして神主さんにもその事を伝えて、尚且つしっかりとお払いをして戴いて今朝の工事となった次第です。

これも議員の仕事
撤去したあと

方法は石垣から落とす下の通路に材木を置いてクッションとし、てこの原理で石を落とす。と、言ってしまえば簡単ですが、実に簡単に下の受け木へ落ちてしまったのです。これだけ大きな石がほんの10センチ程度しか下の石と接触していなかったのですから驚きです。これではいつ落ちてもおかしくはない、あっという間の石垣からの剥離でした。

そして今度は石の目に沿ってドリルで穴を開け、くさびを打ち込んで石を割る、その後動かせるほどになった石をドラム缶を転がすように動かしていって、通路沿いの脇へ動かないよう置くだけです。たったこれだけとは言うものの、プロの技が無かったらとてもとても動かしたり割ったり出来ないものです。

兎に角この様にして無事この通路を使い、日頃生活している方々の安全は確保できたと言う事で一件落着と相成りました。

これも議員の仕事
この様に周囲へ再配置しました

この様な役所に御願いと言うだけでなく、友人知人に頼んだりと言うコミュニケーションからも地域の安全や安心が出来上がってゆくのです。しかし、昔であればきっとこうした職人さんたちもこの地域にお住まいだったのでしょう。残念ながら地域人口が減少すると言う事は、この様な事にまで影響してくるのかなあと深く感じた次第です。


メールマガジン『野中一二の人は石垣、人は城』 平成19年02月16日・第160号所収

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