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「野中一二」の言いたい放題

2008年2月3日 福岡市の市民防災センター視察記録

平成20年1月31日

私どもの会派「新政クラブ」では、目下様々な部分で協議している新庁舎建設問題に関連して、これからの庁舎に必要な機能と言う事で「福岡市民防災センター」を視察してまいりました。

福岡市視察
福岡市民防災センター 建物外観

 この施設は「防災に関する知識及び技術の普及向上並びに防災意識の高揚を図る事により、安全で災害に強い都市づくりを推進し、もって市民福祉の増進に資することを目的に設置する」(福岡市民防災センター条例第1条)とされている施設で、平成4(2002)年1月19日に開館した施設です。

少なくとも私の今までの調査によると、この様な施設は立川市にある「東京消防庁立川都民防災教育センター」だけだったのではないかと思っていますが、東京都規模ならともかく福岡市でこの様な施設を作ってしまうと言う事に驚きを感じました。(ちなみに福岡市は政令指定都市で人口は140万人) しかもほとんどが独自の市債調達で、国庫補助は全体の1割に当たる1億4千万円だけだそうですから、自治体に力がないとこの様な施設はできません。余談ですが、福岡市は防災ヘリコプターを2機所有しているとの事です、残念ながら福岡県にはそれがなく、緊急の場合は市のヘリコプターが要請を受けて出動するとの事です。(実際には札幌・名古屋・京都などに同種のセンターは用意されています)

福岡市視察
消火に失敗するとこれ

この施設は「財団法人 福岡市防災協会」による運営がなされていて、開設以来ほぼ毎年同じ程度の入館者があるようです。全体で約12万人と言う数字で、その内市内が55パーセント、市外が45パーセント、そしてそのうち外国人は約8パーセントを占めているとの事で、解説文書には日本語・英語・中国語・韓国語の4種類の言葉で書かれていました。

およそ1日当たり400人ほどの見学者がいると言う数字にはちょっと驚きがありましたが、子供たちの社会見学の一環や、防災教育などに使われていると考えれば納得がゆくのではないでしょうか。

施設の内容は子供たちによく解ってもらえるよう工夫がしてあり、火災体験や避難体験、地震体験などのブースに分かれていつでも利用できるようになっています。消火訓練では初期消火に失敗すると警告が流れ、成功すると鎮火してゆくなどの工夫が施してあり、また解説は専門の係員がいて実に親切丁寧に説明して頂けます。ちょうど当日は私たちの見学の次が韓国の小学校3年生達の見学でしたから、さすが国際都市だなあと妙なところで感心したものでした。

福岡市視察
韓国から来た小学生

なぜこのような施設が必要になったのか

福岡市でも人口が140万人と言う規模になり、しかも居住が立体化してくると自治会や町内会といった自主組織が整備出来なくなったのでしょう、そうなるといわゆる「回覧板での告知」と言った生活密着型連絡網が成り立たなくなり、住民に防災意識や機器使用と言った訓練をして頂くのに自然とこの様な施設での教育が必要になって来たのでしよう。

 幸いなことにわが甲府市では各自治会単位で防災訓練があり、その中で起振車を使って訓練に合わせて地震体験が出来る事や、実際の消火器を使用しての消火訓練などが出来ていますからありがたい事です。

感想として、実際の消火ホースを使った放水訓練を自治会の防災訓練で受けた事を思い出し、「やはり実物で感じた事は違う」なと言うことを痛感しました。ただし避難訓練などはこの様な施設でなければ体験できない事ですが、日常避難場所などを確認しながら生活するだけで随分と違うものだろうなと改めて感じた次第です。

メールマガジン『野中一二の人は石垣、人は城』 平成20年02月03日・第184号所収

1月29日には武田家のルーツを探るとして長崎県五島市福江町を視察しております、ご参照ください。

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