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「野中一二」の言いたい放題

2008年11月10日 今回の一連のショックをどう見るのか

メルマガの配信が滞ってしまいました。どうしても簡単な「ブログ」で済ましてしまいがちです。読者に対しては恐縮していますが、ブログと合わせてご覧いただければ幸いです。

今回のタイトル「ショック」ですが、リーマンショックと言われているサブプライムローンの破たんは世界中を震撼させ、トヨタ自動車では1兆円もの利益が失われる予想を立てています。では我が国全体を考え、特に甲府圏域の経済状態はいかがなものかと言う視点で考えるとどうなると予想されるのでしょう。

過日ブログで書いた記事に「世界は嵐が吹きぬけている」と言うのがあります。一度ご覧になってください。

主たる内容は「本社機能と言われた総務・管理機能が中国へどんどん移っている」と言う事で、一体これから先日本人はどこで仕事をしてゆくのだろうかと言う内容です。

わが国では史上最長の経済上昇が終焉したなどと言われ、これから景気が悪い方向へ移ってゆくなどとして株価の下落につながってきています。しかし甲府圏域ではその追い風はいつ吹いたのかわからないと言われるような状態が続き、その上これから景気が悪くなると言われてもピンと来ないと言う言葉をよく耳にします。平たく言うと今まで寒風が吹いていた、それを避けるようにして生活してきたが今度は冷凍庫の中で暮せと言う、そんな切実な状態にあるのではないでしょうか。

ではなぜ甲府圏域はこの様な状態になっているのでしょうか。大きく言うと地場産業と言われている水晶宝飾品の加工については、購入層が激変し市場かい離が起きてしまっているためついてゆけない状態にある事。機械金属とひとくくりで言われる産業については、下請けの部品加工が主力のため、価格決定権がなく厳しい状態のまま現在に至っている事。小売業については大型ショッピングセンターが出来、選択肢が広がったため人々の低価格志向に乗れず商品的競争力のある商店だけが生き残ってゆける状態にある事。産業界全体にオンリーワン企業が少なく、必然的に価格での競争に終始している事などが挙げられています。

もちろん我が国すべてでこのような状態に落ち込みつつあるのですから、ただ事ではありません。では解決策として「モンロー主義」を復活させ、再び鎖国政策をとればどうか、国内需要だけに生産をとどめ貿易をやめる。あとの残りの労働力は農業生産に振り向け、バイオマスによる燃料供給の道を切り開く。
なんてことが出来るわけがありません。

しかし、これから向かう道は随分と険しさが増しているはずです。それなりの覚悟をきめて切り開いてゆくフロンティアスピリッツが要求されてくる気がしています。兎にも角にも実に複雑化してしまったこの世界にあっては、もう一度自身が開拓者となって進むしか道はないようにも思えます。

今年もあと2カ月を切りました。寒さに向かう折十分ご自愛なされますようお祈り申し上げます。

メールマガジン『野中一二の人は石垣、人は城』 平成20年11月10日・第195号所収

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