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「野中一二」の言いたい放題

2009年1月1日 2009年はどうなるか

この時期はいつも「議員は季節のあいさつをしてはいけない」ので、決して新年おめでとうございますとは書けません、という言葉で始まっています。

実に馬鹿げた話ですが、これには逸話があり『その昔は(国会を指しています、地方では無理)議員が海外視察に行くと、随行する秘書、訪問先の大使館員はいきなり名簿を渡された揚句ホテルを出ることもなくひたすら地元支援者にはがきを書き続けたそうです、そしてそれが本人のものだと勘違いした支援者は「さすがにおらが先生」とばかりに親近感を増したとの事です。それが尾を引き公職選挙法改正の折に秘書団が反撃し(議員自ら法律の内容を作るわけではない)本人自筆の時候の挨拶以外は違法行為であるとしたのです。』
もう一つ秘書が嫌がったのが葬儀への代理出席、これも法改正の折に本人が持参する香典(金員、現金もしくは相応の品の意味)以外は公職選挙法違反となったわけです。議員の出費が大きい生花などもこの時点で違法行為とみなされ、それ以後議員(特に地方議員)は金銭的には楽になったという言葉を聞いたことがあります。これについては以前書いたこともありましたが、あらためて書いてみました。

昨秋以降急激に冷え込んでしまった経済は今後どうなるのかということが最も深刻な話題として今年は取り上げられるでしょう。マクロ的には震源地であるアメリカの動向如何で大きく変化が期待されると感じています、しかしミクロの世界ではそれぞれの思惑などが走り、随分と複雑になってきそうです。おそらく日本中が同じ土俵で戦っていると思いますが、今回の「モノが売れない」不況は下請けの会社に対して圧力がかかるという段階ではないと感じています。つまりあまりにも急激な推移であり、全力疾走している車で急ブレーキをかけ、しかもサイドブレーキまでも力いっぱい引っ張った結果どの様な事になるかという不安がよぎって来る事でしょう。つまり部品産業に対して「在庫は持ちません」と言っていた組み立て会社が、いったん増産しようとした時「部品がない」では済まされない事態が来ると思えるのです。確かに時速100キロでなく時速60キロの経済速度で走りますと言っても、今はなりふり構わずという状態ですからそこから先が見えないのです。

そこで経営者の方々は市場で必要とされる量という概念から商品の生産現場を見直す必要があるのではと思えます。例えば不況を象徴するDRAM価格低迷の動きにちょっとした異変が起きているようです。DRAM価格が7ヵ月ぶりに上昇の動きを見せ0.6ドル→0.75ドルと25%上昇したそうです。まだまだ採算水準には届かない話しですが、重要な兆しと思います。その他にもある工場では、08年の夏ごろの生産水準にいち早く戻すことが出来るようにしておくため、従業員の雇用打ち切りは凍結したという話も聞いています。但し社員一同はそれぞれ残業は無し、休日はしっかり守る、それ以外もみんなで細く長くといった具合に生産調整を続け、その間従来以上にフレキシブルな対応が取れる生産現場の構築に取り組んでいるそうです。このような不断の努力はきっと報われる日がくるという信念が会社を支え、明日の生き残り会社としての地位を築き上げてゆくこととなるのでしょう。
私はこの会社の話を聞いて、「物作り日本」はまだまだ大丈夫と思いました。

これからの私たちの生きてゆく地盤固めは、私たちのためではなく、未来に対する地盤固めなのかもしれません。私としても、「地方の時代」という言葉の真の意味を理解し伝えるために、まだまだ成すべき事柄がたくさんあるのだということを肝に銘じ、この2009という年を過ごしてゆきたいと考えています。

どうかかわらぬご支援を頂戴できますようお願い申し上げます。

平成21年1月1日
西暦2009年、皇紀2669年、明治から142年、大正から98年、昭和から84年、己丑の年

メールマガジン『野中一二の人は石垣、人は城』 平成21年01月01日・第197号所収

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